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「オールコープ」を目指して。ポイント・ステージ制度の統合への道のりとこれから

2023年3月21日から組合員さんにご利用いただいているコープさっぽろのポイント・ステージ制度が新しくなりました。

今回は新ポイント・ステージ制度のプロジェクトを担当した店舗本部・マーケティング部 部長 川崎正隆さん、デジタル推進本部・システムサポート部長 高川正人さん、デジタル推進本部・システム部 林崎雄介さんからポイント・ステージ制度のリニューアルの経緯や、それぞれの視点での学びや発見、そして今後の展望などをお伺いしました。

左:デジタル推進本部システム部 林崎雄介さん
中央:店舗本部・マーケティング部部長 川崎正隆さん
右:デジタル推進本部システムサポート部長 高川正人さん

川崎さんの念願が叶い、ポイント・ステージ制度の統合プロジェクトが始動!

ー みなさんのこれまでの経歴と今回のプロジェクトの具体的な担当内容を教えてください。

川崎:2011年に入協してから現在まで顧客データの分析や、分析をもとにしたプロモーション業務を担当しており、その中でステージ制度の運用もしていました。今回のプロジェクトには責任者として発足当初から携わっています

林崎:私は2年前に入協してから今まで、食品工場の基幹システムの再構築を担当しています。

新ポイント・ステージ制度のプロジェクトは立ち上げから半年ほど経った頃に「難しい状況になったのでPMとして助けてほしい」と相談を受けたことがきっかけです。今回はシステム構築の全体マネジメントに加えて、各事業とシステム間の業務連携面をサポートしました。

PMを担当された林崎さん

高川さん:コープさっぽろでの35年間は、長くは店舗職員として、のちに業務改革を経て今のPOSに関わる仕事をしています。今回のプロジェクトではステージ制度が新しくなることで変わるお店側のレジやナビタンという端末の操作を使いやすくする業務に携わりました。

ー コープさっぽろのポイント・ステージ制度を新しくすることに決めた経緯を教えてください。

川崎:コープさっぽろでは店舗事業、宅配事業、トラベルや生活文化事業などたくさんの事業を展開しています。その中で組合員さんへの還元の一環として、ご利用金額に対してポイント付与を行う「ポイント制度」や、年間のご利用金額に応じて特典をプレゼントする「ステージ制度」を運用しています。

今まではポイントがお支払いに使えない事業があるなど、組合員さんの目線で不便な部分があり、それをずっと改善したいと思っていました。新しいポイント・ステージ制度を始めようという機運が高まったときには、念願が叶った思いでした。

プロジェクト責任者の川崎さん

これからの私たちの役割は制度を育てていくこと

ー 今回のプロジェクトにおいて、難しかったところはどんなところですか?

全員:たくさんありますね(笑)。

林崎:PMとしては、コープさっぽろの事業が多岐に渡るために調整負担が非常に大きかったことですね。去年の年末頃はまだシステムを整えている状態だったのですが、マーケティングチームではパンフレットやCMなど広報の準備が動いていて、正直スケジュール的に厳しいのではないかと思っていました。状況を把握したうえで密な連携を欠かさず、たくさんの人にご協力をいただいたことで、なんとかリリースに間に合わせることができました。

川崎:私の役割は制度を育てていくことです。そういう意味では、いままさに私の仕事は始まったばかりとも言えますね。制度については1年ほど前から組合員さんにご案内をしていて、いただいたご意見を参考にルールや特典のアップデートに取り組んでいます。

ー やりがいはどんなところにありましたか?

高川:やりがいや達成感は組合員さんに利用してもらってから、いろいろと実感が湧いてくるでしょうね。

川崎:5年後10年後に「これがあってよかった」と思っていただけるといいですよね。

「永久ダイヤモンド」新設で、組合員さんから届いたお手紙

ー すでに組合員さんからの声は届いていますか?

川崎:実はステージ制度の「永久ダイヤモンド」は組合員さんの声から生まれた制度です。コープさっぽろを長年使っていただいている方がたくさんいらっしゃるんですが、その中にはご高齢の組合員さんも多いんです。以前はたくさん買い物をしていたけど、家族も減り一人暮らしになり、以前と比べて買い物の量が減ってしまいステージが下がってしまったという声をいただきました。

それまで何十年も使ってくださる組合員さんにコープから恩返しができないかと考えて、毎月のご利用金額が5万円以上×合計100ヶ月使われている方を「永久ダイヤモンド」にすることにしたんです。

すると、「永久ダイヤモンド」に認定された組合員さんからお礼のお手紙が届いて大変感激しました。

組合員さんから届いた一通のお手紙

「北海道のポイントといえばコープさっぽろ」を目指す!

ー 今回のプロジェクトの取り組みによる学びや発見はありましたか。

川崎さん:「オールコープ」という言葉を掲げてプロジェクトを進めてきました。入協して感じたことは、事業が多いことで縦割りな組織になっているということ。店舗の人間は店舗のことを中心に考えるし、宅配の人間は宅配の視点で物事を見る。でも、組合員さんにとっては同じ「コープさっぽろ」を利用しているわけで、それぞれの事業の中だけで物事を考えるのはもったいないと感じています。

今回のプロジェクトをきっかけに、例えば店舗と宅配の連携であったり、エネルギーと他の事業との連携など、「オールコープ」の動きが他の事業でも起こりつつあるのを実感しています。非常に良い種を蒔けたなと思っています。

林崎さん:システムの視点でも新たな気づきがありました。今回はCIOの長谷川さんの考えもあり、一般的なシステム構築よりも一歩踏み込んだ段階リリースの手順を踏んでいます。

少なからずトラブルもありましたが、リスクテイクしたことによって芽が小さいうちに摘み取ることができたり、早く気づいて対処ができたりと振り返ってみると全体的にはリスクヘッジになったのかなと思っています。石橋を叩いてというよりは踏み込んで進めるやり方もあるのだと感じることができましたね。

店舗システムとの連携を推進された高川さん

高川さん:2021年からスタートして、みんなで同じゴールに向けてやってきたなかで、 これですべてが終わりじゃなくて、その先でもっともっとすごいことが生まれるんだろうなということですね。川崎さんもおっしゃってますが、これからがスタートだと思います。組合員さんにポイントをうまく使ってもらって、より生活が豊かになってくれるのが一番嬉しいです。

ー 今後の展開やみなさんそれぞれが思い描くキャリアについて教えてください。

川崎:コープさっぽろのいろいろなサービスを利用する組合員さんが増えると嬉しいです。「北海道のポイントといえばコープさっぽろ」と言われるぐらいにポイントの流通量を増やして、「地域通貨」にしていきたいという野望を密かに持っています。きっと北海道にとっても良いことが起こるんじゃないでしょうか。

林崎:業務システム構築の分野でコスト削減や業務効率化は長年いろいろとやってきましたが、今回のプロジェクトのような売上を作り拡大していくところに携わる機会がなかったので、今後は川崎さんとのお仕事を通じてマーケティング面の知見を教わりながら、売上拡大に寄与できるシステムの構築と活用を模索していきたいです。

高川:私は全世代にポイント・ステージ制度をきちんと理解してもらえるようにしていきたいですね。これをきっかけに、コープさっぽろがより地域社会に密着し、ご高齢の方も小さい子どももポイントカードを持って買い物に来てくれることを思い描いていています。

川崎:今後は、ポイントで募金や地域活動の支援など社会貢献ができるような仕組みも実現したいと思案中です。これからの展開もぜひ楽しみにしてください!

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「新ポイント・ステージ制度は無事に始まったけど、組合員さんの手に渡ったこれからがスタート」という言葉通り、プロジェクトのゴールは組合員さんの豊かな生活を目指しています。コープさっぽろでは、一緒にその未来に向かってくれる仲間をいつでもお待ちしています!

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