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CDOとCIOの1年間の振り返り Part2〜組織ができてきた編〜

DXコープさっぽろnoteが始まって1年!
コープさっぽろのデジタル推進も2年目に入りました!

CDO対馬と、CIO長谷川による
1年間の振り返り、第二弾!!
「組織」について、二人が話をしています。
※noteはyoutubeを文字に起こした物となります!
 二人の熱量は、動画にてぜひ御覧ください♪

1年前は二人しか居なかった。

長谷川:情報システム部の自社従業員比率を3割まで持っていこうとか、エンジニア雇って何かぼちぼち作ってこうとかを目標にかかげて採用はじめましたね。1年前。

対馬:びっくりしましたね。1年ちょっと前までここしかいなかったのに。あれ、エンジニアは?あ、誰もいなかったんだとおもって。そこからですもんね。

長谷川:俺もあの時、どうしようかなと思いながら、やっぱり札幌にもJAWSコミュニティはあるんで、そういやJAWSコミュニティに、三浦一樹とかいるなと思いつつ。

ソラコムの社長をやっている玉川さんとか、今は独立されている小島さん(当時のAWSマーケティング本部長)とか、AWSの人に聞いたんだよね。そしたら「北海道には、田名辺さんがいましてな」っていう話で、田名辺さんってそういえば、大地がどうのこうのとか農業がって、JAWSフェスタでいってた人だなって。

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ほいで、俺も連絡取って協力してほしい。って言ったら「興味がないわけでもないんで、じゃあ一回お話を」って言うんで、対馬さんの車で、行ってさ。「探偵はなんとかだ」みたいな映画に出てくるような事務所にいって、田名辺さんは永遠と農業の話でさ、対馬さんは、永遠とコープの話してて、話し終わったら「よし決まった!」って何が決まったんやって。お互い「青年の主張」をしただけやろが!みたいな感じなのに、採用決まる。みたいな。

対馬:いやー。そうですよね。北海道とコープってそこに何かしら輝く何かあるんでしょうね。

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だって、長谷川さんもそうじゃないですか。

長谷川:そうだけどさ。。。

対馬:きてきてきて!とりあえず北海道来て!!って言ってさ、牛乳のませたら「うん!来るー!!」って。

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長谷川:そっちはいいんだけどさ!!採用する方も、よく採用するな・・・と思って。行く方はまだいいじゃん。採用する方は、何を持って採用しちゃったんだろうなー。この人はって。大丈夫かな?みたいなさ。

「みんなが良くなるためには」を考えられるメンバーが集まってきた。

対馬:でも、共通項あるなと思ったのが、僕は結局北海道に住む組合員さんだとか、働いてる人のためにって言うのが何よりも最重要じゃないですか。その人たちの為にってなった時に、結局長谷川さんも正直(長谷川さんがどのぐらい)テクノロジーの知識(持っている)だとかってわかんない訳ですよ。(長谷川さんがどのぐらい知ってるのか)聞いてもないし、さほど興味もない。周りが「長谷川さんっていうすごい人」がいるよって。だから、それ以上僕は知る必要ないですよね。

だけど、北海道来たときに、やたらシステム見ないで牛乳やら何やら商品見て、「北海道っていいね」って。(長谷川さんが)言ったのがやっぱり答えだし。田名辺さんも、結局のテクノロジーの話よりずっと農業の話して、我々の目指す最後のアウトプットのところを熱く語る人。(うちの)エンジニア採用って、ほぼほぼそう(いう感じ)だと、思うんですよね。

重田くんもずっと、工場がどうのこうの、物流がどうのこうのとかって。「物流のところ見るの大好きなんですよねー」とかいって。

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あれで、この人いいなって思ったし。

長谷川:でも、確かに生活協同組合に来ようとしてる人は「俺、テクノロジーだけやってればそれでいいんだ!」って言う人は逆に来ないしね。やっぱ、来る人って北海道の生活とかみんなが良くなるためには、何かリアルなビジネスがあって、それをテクノロジーでより良くするっていう仕事が好きな人が、実際(コープさっぽろに)入ってきてる。そんな気がするよね。

システム部からデジタル推進本部への進化

対馬:ちなみに今の採用のことでいうと、結果良かったなと思ったのは、来てくれたエンジニアが事業に興味ありましたよね。例えば、ヒグっているじゃないですか。

ヒグがトドックサイトとか、宅配のECを作ってるんですけど、コールセンターとかにヒグとか、梅本さん、和泉さんとか含めてガッツリ張り付いてやってるんですよね。だからコールセンター側がすごく感謝してくれてるんですよ。

今までのシステム部って、システム作りました。コールセンターある。(コールセンターでシステム障害起きた。)障害を対応しますっていう、受発注じゃないけど、そういう関係だったと思うんですけど、ヒグとか梅本さんとか、今システムを作ってるメンバーって、「(システム関連でトラブルが)色々、多分あるから俺コールセンターに行くんで、一緒に組合員さん対応しましょう。」ってスタンスなんですよね。これが、すごい。

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これってシステム部だったところから、デジタル推進本部になった、っていう結果だと思ってて、最終的に「誰のために」っていうところが、我々一年ずっとやってきた中での一つの成果かな、と思ったし、今までいた(人でいうと)システム部店舗チームリーダーの木村さんとかが、今での生協人生でね一番今が楽しいっていう言葉をすげー盛り盛りだとは思うけど(笑)言ってたりするのもすごい大事だと思うし。

長谷川:そういった意味でも、フルスタックエンジニアというか、、、。
昔で言うような開発者が、箱詰めにされてずーっとそこで、机なんかズラーってならんでやるんじゃなくってさ。店舗行っては、「そうですか、そうですか」って、店舗のバックヤードでコーディングするみたいな、ノリ的にはそんな感じだもんね。現場でコーディングして

エンジニア:「直りました!見てください!」「試しました!」
店舗職員「おーそうか。」
エンジニア:「こんな画面でどうですか?」
店舗職員:「いいね!」

みたいなね。そういうの(姿勢)でやっていきたいっていうのはあるよね。

「要件定義」という概念が無くなるシステム開発を目指して

対馬:この間もね、(グループ会社の)エネコープがあるじゃないですか。

それぞれ灯油担当とか電力担当の部長が並んでる中で、高田さんが「こうやって、これからECアプリ系は進化するんでエネコープは(もっと)良くなりますよ!」という話をしたりしたらめっちゃ「わーーーーー!」って。

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システム部って今まではどちらかというと、企業側がやりたいことを受けて形にするように一生懸命する。その後、障害を起こさないようにするっていうのが、システム部っぽいじゃないですか。

でも、事業が困っていることを「こんなことできまっせー!」っていう話をこっちから仕掛けれる体制が、今作られてるっていうのは、結果として嬉しいですよね。

長谷川:90%オフプロジェクトっていうのを、一つのメインテーマにしたいなと。

対馬:90%プロジェクト?

長谷川:オフね。

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長谷川:今までのところで行くとさ、ホストがあって、それを焼き直して何するってのは、ドキュメントを一生懸命起こして、何やらして今までと、同じものを作りました!って持っていって。「何が改善したんだ?」って聞かれたら、「それはこれからですね」って。そういうよくわかんないことを、ずっと繰り返してたわけだけど。

「お前、とりあえず現場行ってこい!」みたいなさ。コープフーズに半分ぐらい行ってさ、「こういう課題が、今あって(システムの)リプレイスだけじゃなくて、ここはやっぱり直したいと思うし、自分が思っているだけじゃなくて、コープフーズがそう言っている」と。

お互いの課題感を共鳴共感して、「業務はここから変えた方がいいですね」っていう議論をずっと現場とわーわーしながら、その先にやっとシステム入れてくれるみたいな形にしてさ。システムの作り方も、現場の人たちと一緒になって業務改革して、一緒になって「ここは変に変更しないで、パッケージそのまま使ってやってこう」とか、ちゃんとユーザーと握ってお互いに確認しあいながらできる。そういう体制に、ちょっとずつ移行できるかなと思って。そういうのを、今年から加速していきたいよね。

対馬:いいですね。今までの流れって、矢印だと思うんですよね。事業部とシステム部があってこれやりたい。って矢印があって、こんなんどうでしょう、こんなんどうでしょうって。(ぐるぐる回る矢印)だと思うけど。

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なんか今のって、同じ場所に集まって感じて、「そもそもどうしたら良いのか」って言うことをやっていくと、『要件定義』って今まで言っていた表現がなくなって、お互いで問題解決どうしましょう。みたいなね。

そもそも、5%と10%とか改善どうこうっていう話じゃなくて、これ(このぐらいの要件)で充分じゃない?みたいな。そしたら確かに99.9%オフぐらいにはなるかもしれないね。

長谷川:だから現場行って来いみたいな感じだよね。

「何か困ってるから、ちょっと行って来て!」っていう。
なんか訳のわかんない申請書みたいな、こういうことをやってほしいという紙が送られてきて、意味がわからないから、「なんだっけこれ?」とかね。そういうんじゃなくて(現場に直接)行ってこいみたいな感じだね。

そうやって作ってる感じになっていきそうな気がするんで、そこは加速したいなぁ。

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何もなかったところから、メンバーがどんどん増えて、今や30人を超える組織になりました。続々と仲間が増える今日この頃ですが、何を思ってコープさっぽろにジョインをしてくれたのかがわかる、入協エントリーも続々更新されていますので、ぜひ御覧ください!

次回最終回、今期何をするのか?についてのお話をお届けできれば・・・。と思っております!^^


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