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トドックアプリ開発どっぷりで3年。「僕は今、どうやら楽しそうに働いてるらしい。」

こんにちは!かわぐちです。3年目インタビュー、今回はトドックアプリ開発を手がける中心人物、おがさんです。

インタビューを始めようとしていたら「私が、おがさんを語りましょう」と、急きょ、たかださんが来てくれました。
たかださんは、おがさんの入協当初からずっと一緒にトドックアプリを手がけていて、おがさんの仕事ぶりを最もよく知る方です。

「受託はもういいかな」と転職。

―前職はWEBアプリを開発されていたんですよね。

おが ずっとIT業界で生きてきました。色々作ってきたんですけど、「受託はもういいかなー」って。自分が作ったものが何の役に立ってるのか、実感がなかったんですよね。
やっぱり自社の売り上げを最優先に考えなきゃいけないじゃないですか。でもぼくの中では、いいものを作りたいっていう想いの方が強かった。

―それで転職を考えたのですね。

おが コープさっぽろには当時知り合いがすでに何人か入協していて、気になっていたんです。
それで何回か面談したら、もうね、たかださんもいて「みんな困ってるんだから早く来てくださいよ」みたいに詰め寄られて(笑)。

たかだ おがさんは入協前にもう、やってもらう仕事が決まっていました(笑)。
当時、私の役割はトドックアプリの顧客体験を考えて機能や画面を描くことでしたが、これを開発するための形にしてくれる人が必要でした。
おが そのパターンを受け取って開発する人がいなかったんだよね。
たかださんのように画面などを作ってまとめる人と、エンジニアしかいなくて。橋渡しのPM的な人があんまりいなかった。
ぼくの得意なところがちょうどマッチしたんじゃないかな。

↓おがさん発信で始まったトドックアプリのリリースノート



入ってすぐ、トドックアプリ開発大荒れ!?

―「まさにいま欲しい人財」だったんですね。

おが 2021年6月に入協したんですけど、7月に新しいアプリが出るスケジュールになっていました。「もう結構できてんのかな」って思ってたら何もできてなかった(笑)。
簡単に言うと、計画と見積もりがほぼノープランで走っちゃってる状態でしたね。開発リソースも不足していたし。

―なるほど。この話だけでも、おがさんがどれだけ必要だったかわかりますね。

おが 最初の仕事は本部長に「7月も8月も9月もアプリ出ないと思いますよ」と話すところからでした。いつでるのかは…今から考えます!みたいな。

たかだ それを言えるのがすごいですよね。おがさんはリスクヘッジのスキルが高いので、「これはやばい」と立て直すためにまず、本部長に「できません」ということから始めた。

―そういうトラブル時に、やる気をなくす人と燃える人がいますよね。おがさんは燃えたんでしょうか(笑)。

おが まぁでも今だから言えますけど、当時はできて間もない組織、別に整理されたものを望んでいたわけじゃないので。
逆にやりがいを刺激されたというか、やるだけなんか伸びていくみたいな状況だったんでね。
入協した時の人脈は実質ゼロだったし、まずは信頼を得ないと何も言うこと聞いてもらえませんから、そこは頑張りましたね。

おがさんのコミット力と、エンジニア‟らしくなさ”に拍手。

―たかださんから見て、おがさんの仕事ぶりはどうでしたか?

たかだ おがさんのすごいところは2つあります。
1つが「コミット力」。やるって決めたら絶対やる。
Aという理想があって、途中でBに変わっても、その目的を見失わずに
「手法が変わっただけで、ここはちょっと妥協するけどこっちできるからいいよね」っていう風にちゃんとチームを動かして達成します。
ちゃんとコミットするからこそ、人が足りないこともずっと上に言い続けて増員し、そして結果を出す。そのコミット力は本当に尊敬します。

―どの仕事でも必要で、重要なスキルですね。もう1つは?

たかだ もう1つは、良い意味で「エンジニアらしくないところ」です。

おが (笑)。

たかだ コードを書いてるところをあまり見たことがない。他のエンジニアのコードレビューをしているので、当然コードを書けることは知ってます。
自分がしたいことを事業部と会話できるんですよね。開発視点だけじゃなく「供給につながるから」とか、「ユーザー体験こうだから」と全体を俯瞰した上で「こうした方がいい」と話せるところがすばらしい。
私は今まで何人ものエンジニアとお仕事してきたんですけど、ここまでバランスよく考えられる人は始めてです。

おがさん、なんだか楽しそう。

―べた褒めじゃないですか。コードを書ける人はいっぱいいるけど、全体俯瞰できて話せる人は滅多にいない、そういうことですよね。
たかださんからみて、おがさんがこの3年で変化してるところはありますか?

たかだ うーん、おがさんは最初からレベルが高かったからなぁ。
強いて言えば、今は楽しそうです(笑)。変わったという言葉に合うかはわからないですけど、本当に入協当時は追い込まれてたんで。

おが 前は楽しむ余裕はなかったね、たしかに。

たかだ 客観的にみて楽しそうな理由は、人が増えたからなのか、自分のペースがつかめてきたからなのか。
「こういうことやりたい」って夢を話すことが増えた気がしますね。

おが そうですね。「楽しんでるか?」と聞かれると、楽しんでますね。
今年初めてコープさっぽろのイベント〈食べる・たいせつ・フェスティバル〉にデジタル推進本部として出展するんですけど、その責任者をやってます。
何をやるかとか、人員配置とか、全道8カ所をどう回るかとか、プロジェクトと一緒ですね。ぼくは何者なんだろう(笑)。

たかだ でも、「スケジュールに追われて明日までにこれをやらなきゃいけないんだよハハハハ」とか笑いながら働いてる。前はそんな余裕もなくがむしゃらにプロジェクト回してくれてたなと思って。

おが 去年までは、いろんな現場研修とか年末のお店のお手伝いとかも、あんまり手を挙げられなかったんです。なぜならシステム障がいが起きたら自分が動かなきゃいけないから。
最近はそういうのに参加してもいいなっていうくらいチームとシステムが安定してきました。今度印刷会社の工場見学をするので、とりまとめしてます。

―やっぱりちょっと楽しそうですね。

おが そうですね、楽しくないとか辛くてもう辞めたいと思ったことは1回もないなぁ。

―今も決して余裕があるわけではないでしょうけどね。直近でやりたいことはありますか?

おが そうだなー。やっぱりMAツール(マーケティングオートメーションツール)の導入が一番やりたい。
宅配って2万5000点もの商品があるんですけど、それをアプリから探して注文するのはなかなか大変で。
「この組合員さんにはこういう商品を訴求したい」みたいなのがあったらいいですよね。

たかだ それ、導入のハードルがすごく高いです。なぜかって、関係者が多いから。

おが あーそうですね。

たかだ 店舗も宅配もいろんなデータを集約しなきゃいけないし、その導入は、おがさんじゃないとできないと思います。ぜひ。

「北海道の役に立ちたい人」に向いてる仕事?

―コープさっぽろへの転職を考えている方に伝えたいことはありますか?

おが 「何でもできるからおいでよ」って言っちゃう(笑)。

たかだ 怖い怖い。この流れで何でもできるって、何でもやらされるって思われる(笑)!

おが ハハハ。最近、採用面接も結構顔出すんですけど、「こういう事業のことできますか」と聞かれます。
まぁ最初は適正を見て配属されるけど、今ぼくらはわりと長谷川さん(コープさっぽろCIO)のおかげで、日本でも最先端の技術を取り入れられてるんですよね。
だからいろんなものを選び放題な環境だし、どれをやっても効果を実感できる職場でもあります。
だから、「北海道の何かの役に立ちたい」と思ってる人はまず応募した方がいいんじゃないかな。

―利益よりも北海道貢献が最優先の職場、ということですよね。たしかに。あと言っておきたいことはありますか?

おが 入協して一番意外だったのは、もう北海道でしか仕事しないから出張は全くないと思ってたんですよ。
全然ちがってて、ほかの生協さんとの交流とか、勉強会とか出張がいっぱい。ぼくは来週東京に行ってきます。

―気を付けていってきてください!今日はトドックアプリ開発のウラバナシ的な話もたっぷり聞けました(笑)。ありがとうございました。

おが たかだ ありがとうございました!

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