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僕たちはLAで爪痕をのこせたのだろうか【アメリカ研修/後編】

こんにちは!かわぐちです。

コープさっぽろで毎年10月に行われる「アメリカ研修」。
前編ではLAで訪れたスーパーや、体験したアプリについてお話ししました。
しげたさん、こもりさん、かわぐちのインタビュー形式note後編です。

引き続きお楽しみください。

― 研修の一環で、日頃からお店で調理しまくっている人も含まれての、チーム対抗料理コンテストがあったのですね。

しげた 無謀ですよね…2時間で4品作るというお題でしたが、システム部の僕ら3人でそんな作れませんて…。
でも店舗の方は隣で「4品くらい、アタマんなかで組み立てられるから」「2時間もあればデコレーションまで楽勝だよ」って言ってて。
…料理スキルのレベルが違い過ぎることを実感しました。笑。

こもり 皆さん店舗で普段からディスプレーしてますものね。10月だったからハロウィン仕様にして、パンプキンスープでラテアートしちゃうチームとかもあって。
カボチャをくりぬいてそこにスープ入れてって、「レベル高すぎでしょ…」と。本当にリスペクトでした。

かわぐち 料理コンテストをやるってことは前々から聞いていましたが、まさかあんなにガチだったとは。笑。
全20チーム中、僕らは8位でしたー

―そのような面々の中での8位は大健闘ですね。

しげた 味はめちゃくちゃほめられましたから!なぜなら他のチームはみんな料理を「創作」しているけど、
僕らだけYouTubeでバズってるレシピからのチョイス。
動画をかけながら調理してたのは、うちだけでした。

かわぐち でも盛り付けのセンスがありませんでしたね…。大皿ドーン!で何のテイストもないというか。

しげたさん、こもりさん、かわぐちチームの料理

こもり コンテストは、研修レポートを作成し終えてから調理を始めるという順序で。僕らはレポートの半分をAIに書かせて、ほかの人よりも調理時間を確保しました。

―それはシステム部ならではですね。そうだ、レポートの話も聞きたいのですが、研修の成果発表はうまくいきましたか?

しげた 発表は、わりと良かったかな。商品構成の調査の時に、スマホアプリで作ったAppSheetアプリの紹介とか。
あとは生成AIに、集めた数値データを分析させてみると、
こういう回答が来たよとか、そういうのを織り交ぜてレポートにしました。

かわぐち レポートに使う画像もAIに生成してもらいました。

「トマトマンがトマト缶を使って料理をしている(アメコミ風)」でAIへ作成依頼

しげた 元々、長谷川CIOに「お前ら、(商品調査を)正面から真っ向勝負しても(他事業部に)勝てるわけないんだからな。
システム部の色を出さないと爪痕はのこせないから、そっちに全振りしろ」って言われてました。

こもり 課題は、各チームで牛乳とかパスタとか、アメリカでも日本でも売っている食材や商品を1つ決めて、その価格と数を数えて分析するという内容。
僕たちはトマト缶でしたけど、どのお店のどこに主力のプライスポイント(売れ筋商品の価格)があるのか。
それを調査することによってお店の戦略が見えるんじゃないかって仮説を立てました。
やってみると結構アメリカって分かりやすくて。グラフにするとこうなんですけど、見るからに赤丸部分がプライスポイントでした。



こもり あと事前課題として、渡米する前に日本でもトマト缶のグラフを作りました。
それで僕らは重田さん自作のAppSheetアプリを使ったから、382商品で1万1000個もの棚卸をしたんです。それもたったの2日間で。
なのでグラフの精度もほかのチームに比べて、1万1000からグラフ出してるから、精度はめっちゃ高かったです!

かわぐち 普通はこの棚卸作業を、スーパーの棚の前に行って、商品名をメモして、缶の数を1個ずつ数えて、そのあとPCに数字を打ち込んで…ってするはずですが。
僕らはアプリでバーコードをパシャって読みこんで、あとは棚に並ぶトマト缶の数を数えて入力したらもう、お店の中でリアルタイムにグラフが出来上がっていく。


アメリカのスーパーでアプリに値を打ち込むこもりさん

しげた だからえげつない母数のグラフを作れました。
かなりシステム部らしい発表だったんじゃないかな。笑。

―AppSheetアプリを使って、AI利用して、桁違いのレポート作って、料理コンテストもバズレシピで8位健闘。
システム部としての爪痕は、かなりのこせたのでは。

こもり だと良いですね!あ、料理コンテスト、2位の人の写真出てきました。飾りも現地調達で、見た目から華やか。


かわぐち 僕らの大皿ドーンとは全然別物でした。このチームには畜産部長と水産部長がいて、水産部長は元料理長?だったそうですが、盛り付けがすごく立体的。

しげた でも1位は意外にも店舗ではなく、宅配チームの「大人のお子さまランチプレート」。
絶品ハンバーグを作った方は元々ハンバーグ屋でバイト経験あったそうで、隠し味に味噌入れてました。

かわぐち めちゃくちゃうまかったよね。

こもり うん、おいしかったー。あれ以来、宅配のその方は僕にとって“ハンバーグ師匠”です。
帰国後も業務で話すのに「あのー、ハンバーグ師匠」って声かけてます。

―料理コンテストで仲良くなった方もいらしたのですか。

しげた アメリカ研修に参加してる方たちって、若手職員のほかに、日頃の職場では忙しく飛び回っている幹部の方々も来られていて。
おもしろいのが、職場で滅多に話したことないのに、遠くアメリカではじめて普通に会話できた方が何人もいたんですよ。

かわぐち いつも遠くでスピーチ聞くだけだった理事長とも、すぐ隣で話せました。
システム部の僕らはほとんどが入協歴浅くて、事業の歴史とかはイマイチ知らないことが多いですよね。だから僕が今携わっている事業のことについて理事長と話したとき、「その事業は、こういう想いがあって立ち上げたんだよ」って背景を教えてくれたのはすごく興味深かったなぁ。

しげた ホテルのプールサイドを貸し切って、バーベキューしなががら話しましたね。若手職員から理事長、部長、本部長クラスの方々まで幅広くコミュニケーションがはかれました。


― そうしたつながりは帰国してからも活きてますか。

かわぐち 僕は配食、エネコープの人とつながったことで、案件でなにか聞きたいことがあった時に聞ける人が増えてラクになりました。

しげた そうですね。店舗とか宅配の人に「いつもどういう想いで作業してるのか」も聞けたし。今後の業務に生かせる話がたくさん。

こもり これからコープさっぽろの未来を担う若手世代と、横のつながりができたのもデカいですよね。積極的に交流をはかりに行ってよかったです。

しげた 帰ってきてからも気軽に他事業部の彼らから「システムのこういうことで困ってるんだよね」って話しかけてくれるようになって。
逆に、僕らが「あの事業部の人に話しかけたいな」って時のルート、人脈もできたというか。

こもり そういえば、偶然10年来の友だちがいて「あれ?俺たち一緒にコープで働いてたの??」って出会いもありました。笑。
彼はいま店長やってますね。これもアメリカ研修つながり。

―現地の小売りのリアルを体験できて、かつ貴重な人脈もできたのですね。皆さん、実り多きアメリカ研修おつかれさまでした!

しげた 本当に貴重な経験でした。業務に活かしていきます、ありがとうございました!


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