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KBOYさんに技術顧問をお願いした話

こんにちは!にーおかです!
今回は、コープさっぽろにKBOYさんという謎の方が
技術コンサルとしてジョインされたという噂を聞きつけ、突撃取材をしてきました!

KBOYさんとは一体何者なのか。どうしてコープの技術顧問になったのかを、
ヒグ、伊藤さんのアプリ開発エンジニア陣。そして、KBOYさんに深堀りしていきます!!

ーKBOYさんがコープさっぽろの技術顧問に就任されたと伺いました!
 そもそもKBOYさんはナニモノなのでしょうか・・・

ヒグ:240人所属のFlutter大学というエンジニア育成のコミュニティを作っていて、天才プログラマーKBOYとしてYoutubeチャンネル登録数2.3万人。(2021年8月現在)Flutterを基軸にプログラミング教育事業などを進めている方なんですよ。


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(KBOYさんの写真)

ーほう。。。(怪しい)

ヒグ:怪しくないですって。その全身で疑うような雰囲気だめですって(笑)

ーどうしてKBOYさんに技術コンサルをお願いしよう!というお話になったんですか?

ヒグ:Flutterのアプリ開発がやばかったんですよ。実は今回新しいアプリを作成するにあたって、見切り発車で動いてしまったようなところがあって。まず、技術に詳しい人がいない。さらには、(アプリを)作っていく中で作り方の統制が取れていない。っていう大きな課題があったんです。なので、Flutterでこのまま開発を続けるなら、詳しい人を一人入れないといけないっている状態だったんです。時期的にも2〜3割は出来ている状態で、「このままFlutterでやるしか無い」っていう状況だったので技術者を探したという状況なんです。

個人的にもMENTAとかで自分のFlutterの技術を上げるために、技術者を探しながらも、自分で技術力を上げるために勉強をしていたんですよ。でも、やっぱり個人レベルじゃどうにもならないな。ということを感じたんですよね。なので、MENTAで勉強するというのも良かったのですが、もともとのアプリの開発経験が長くて、かつFlutterの経験も一年以上あり、人に教えた経験が長い人に(組織に)いて欲しいな。って思ったんですよ。

Flutter界隈でいったら、その要件に該当する人って限られていて、KBOYさんしかいないと思ったんです。なので、KBOYさんが札幌に住んでいるというのもあってお声がけをさせていただいたんです。

伊藤:わたしは前職で半年、#niku さんも一緒にFlutterを使って開発をしていたのですが、当時は画面を作るということばかりやっていたので、Flutterの根本的なところはあまりわかっていなかったんです。そして、開発をしていたのは去年の頭ぐらいの話だったのもあり、、、。技術が進化するのってすごく早いですよね。1年前のものと今の物ではちょっと違っているので、その辺りの最新情報も知りたくて、KBOYさんにいていただけたらいいなと思ってたんです。

ーなるほど。KBOYさんは札幌に住んでいらっしゃるんですね!!コミュニティを運営されていらっしゃる方って、東京に住んでいる方が多いイメージなのですが、、、。

KBOY:いや、出身が札幌なんですよね。親が転勤族だったので、ずっと札幌にいたわけではないのですが、中学から高校卒業ぐらいまではまた札幌にいたりして、長く住んでる土地だったんですよ。大学生から社会人の10年間は東京にいたんですけど、去年札幌に一旦帰ってきたんです。今どこでも働ける状況になっていて、コロナで東京にいる意味も無いとか、色々重なったんで札幌で一旦住んで働いてみようかな。って思ったのもあって、今は札幌に住んでいます。

ー技術コンサルというのは、どういったことをされているのでしょうか?

KBOY:ソースコードレビューが今はメインの仕事ですね。Flutterの経験が長くないとなんとなくで書いていることが多いので、少しでもコードレビューでいい方向に行けたらな。と思ってサポートしています。

ヒグ:この辺の背景を伝えると、僕らは今伊藤さんがメインで内製エンジニアとして開発をしていて、業務委託として株式会社シイエヌエス北海道の岩川さん、對馬さん、片倉さんに入ってもらって動かしているんです。

伊藤さんもすごくできる方なのですが、「これで本当に進んでいいの?」みたいな、テックリードに近く、悪いところがあれば指摘してくれる人が欲しかったんですよね。見えないところを見える化するにはコードレビューが一番強いんですよね。

ーわからない所や、苦戦してそうなところが見える訳ですもんね。コードレビューの場合。実際に参加されて1ヶ月半近く経つと思うのですが、いかがですか?

KBOY:いろんな視点で有るんですけど。最近僕は、手伝っていた会社が若い会社が多かったので、一つの物事を決めるのにコープさんは会議が多いな。と思ったり(笑)Flutter開発においては、僕がいなくてもなんとかなるのかな、っていう風にも思いました。なので、全てを「あーしろ、こーしろ」って言うのではなく、ちょっと意見を言って導くというかいい方向に導くということをやればいいんだなということに気づいた1ヶ月半でしたね。
僕自身もすごく勉強になっていて、人に教えるときに自分ももう一回確認しなきゃいけないから、 もう一回これで良いんだっけとか、このほうが良いかな。とか自分で考えるのもすごく勉強になっています。

ー「僕がいなくても、なんとかなるのかな」という風におっしゃられていましたが、今後コープさっぽろのエンジニアチームが伸びていくために課題になりそうなことってありますか?

KBOY:本当はもっとスピードとか品質とか良くするなら、できるプレイヤーが2人ぐらい走っていったら早いんだろうな。みたいな風に思ったりしますね。だからFlutterに慣れていくことが一つ。共通認識みたいな、「これで行こう!」「こういう書き方でみんなが納得した状態でやっていこう」みたいなのが、まだわかっていないんだと思うんですよね。

なので、「わかんないけど、とりあえず真似しとこ」ってなって、真似したそもそものやつがちょっとふわっとして。みないな感じなんだと思うんですよね。

そこをみんなが納得感持ってコードを書くという状態に
まだなってないと思うんで、もっといけるんじゃないかな。って思ってます。

ー今、KBOYさんが「納得感を」とか、「ふわっとしてる」といったときに、伊藤さんがニヤっってしたのが気になったのですが、思い当たるフシはありますか?

伊藤:(笑)そうですね。プロジェクトの最初からこういこう!って決まっていたわけではなくて、わたしが途中からプロジェクトに参加して、「こうしたい!」という方針があったので、文章に書いてみたものの、そこにそいきれていない部分というのがあって、発表したあとも「わたしの中で」方針を決めきれてない部分があって、揺れに揺れてるんですよね。そこらへんの全体のレビューをKBOYさんにお願いをしているんですけど、その修正に入るまでの時間が自分で取れなくて、そこにまた新しいソースが追加されているなー。というところで、方針が決まってない。っていうところでニヤってしてました。

ーなるほど。ちなみに非エンジニアの方も多く見られていると思うので、みなさんが仰る「方針」っていうのは、どういう物を指すんですか?

KBOY:例えば、プログラミングってソースコードを書くんですけど、そのソースコードっていうのは、一つのファイルに全部入っていて、書いているというわけじゃないんですよね。やっぱり、整理をしないとどこに何があるかわからなくなると思うんです。だけど、どういう風にファイル分けをして、整理してというのが方針に当たるのかな。と思います。

人間が見てわかるようになっていないと、次の人がコードを書くときに、どこに書けばいいんだ。という風になって、後でメンテナンスができなくなったりすんですよね。そういうのが増えたら、またぐちゃぐちゃになって、誰も手がつけられない。ってなっていくので、方針決めというのは結構大事だったりします。

ヒグ:レガシーをなくそうと頑張ってるのに、またレガシーになりえるものを生み出しちゃう可能性も有るんですよね。なので、大事なんですよ。

ーそういうのって、GitHubでバージョン管理含め行っていれば、全然問題ない!というお話でも無いんですか?

ヒグ:そういう問題じゃないと思っていて、たとえやすい話で行くと、部品化だと思ってるんですよ。例えば、穴が3つあってそこが共通の穴であれば、一つのネジを生産するだけで、使い回せるじゃないですか。でも、別々の穴で別々のネジだったとしたら、修正するのに3倍時間がかかってしまいますよね。でも、一つのネジを共通で使っている場合、一つのネジを変えたら、3つの穴全部修正できる。さらにはそういう部品をどこに置くか、っていうのも重要になってくる。使いたいときに、その部品が使える場所がわからなければ、意味がないので、コードの話でいうとある機能を切り出して、その機能をどう使いまわしていくか、どこに保存するかっていう話なんです。

ーなるほど。わかりやすい。こういうのは、どうやったら解決していけるんですかね?

ヒグ:一つは、今改善できてないことと、KBOYさんが入ってくれたことで改善出来たことって言うのがコレかなっていうのがあって。

今までは、何を部品化すればいいかっていうのすらわからなかったんですよね。なので、何をすればよいかという設計とかができるようになったっていうのは、KBOYさんが入ってくださったことで一つ大きな進歩としてあるなと。ただ、設計までは自分たちで描けるようになってきたけど実現するための実行力がない。っていうのが今の課題だと思ってます。

ー最後に、今後どうしていきたい。どうなったらいいなー。という思いはありますか?

伊藤:やっぱり、組合員さんが楽になることができればいいな。と思っていて。今回のファーストリリースだと、トドックサイトと同じようなものなので、すごい顧客体験が良くなるとかじゃないんですけど、今後もっと良いものが計画として有るので、それがでてきたときに「あー!コレ使えるじゃん!」って思ってもらえるようになったらいいな。って思いながら、仕事をしています。

ーありがとうございます!
エンジニアチームが、奮闘したアプリのアップデートは
今年中に行われる予定で、今誠心誠意進めている最中だとのことです!

ぜひ、リリースされた暁にはみなさんもダウンロードしていただき、
今後の伸びしろに期待してくださいね!!




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