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現場からのDXへの期待は予想以上?トドック乗って来ました。

こんにちは!デジタル推進本部 システム部 AWS ・エンジニアリングチームのこもりです。

まずは、入協エントリー書こうかな・・・と思っていましたが、
先日「宅配同乗(担当の方のとなりでトドックの半日の流れを経験する)」
をしてきましたので楽しかった経験を忘れないうちに記事にしようと思います。

タイムテーブル

08:20 中央センター入室
08:25 アルコール検査(配達職員のみ)
08:35 朝礼&ブロック別朝礼
08:45 積荷開始
09:30

09:45 準備出来たトラックから順次出発
10:00 配送エリアに到着
12:00 午前分30軒の配送が完了

使っていたシステム

- 出発前)アルコール検査
- 積荷時)スマホアプリの機能で別積み商品の出庫検品。
別積み以外は入庫時点ですでに配送ラベルが貼られているが、
コンテナに貼られているケースもあり、プロの技が光る。
- 配達時)スマホアプリの機能で宅配先毎の仕分け検品、
注文書回収状況記録(注文有無もチェック)、
次週のお約束メモ、先週の配達時刻実績確認など。
訪問・留守時の対応方法もピスキーで確認
- その他)ブロック、コース、配達番号で配達ルートを計画しており、
組合員の増減により改廃という仕組みでコースの再評価が行われる。

配達中の進行

- 地図は見ない。どんどん行く
- お客様の名前、部屋番号まで全て脳内でマッピングされているため
- トラック移動
- スマホアプリを使って宅配商品の仕分け&検品。
- 配達して注文書等を回収。訪問時におせち営業。
- 回収した注文書を取り分けて、資源回収、使用済みカタログ、蓄冷剤を整理する。
- 次の仕分け&検品を一部行う
- 次の配達へ。

気になったこと・所感

- トドックステーションから配達の出発が早い人と遅い人がいる。早い人は1件目の準備をせず即出発するかららしい。人によってスタイルが違うとのことだった。

- トドックステーションでのスマホアプリで入力したチェックがマンション前で再度検品しようとしたら全て消えており、やり直しになって不便だそう。チェックを記憶していて欲しいと言っていた。代替案として、人によってはミスが起きるかもしれないが一括チェックの機能があっても良いとも言っていた。現場からのシステムに対する貴重な声。

- 野菜や醤油のボトルが入っている透明なビニール。薄くて破れないように気を使いながら作業しているようだった。改良されており昔よりかなり丈夫になったらしいが、もうちょっと何とかならないのかと言っていた。これはエンジニアに相談すること?と聞かれて言葉につまってしまう。

- どんな種別の商品注文が多いか聞いたところ農産が多く、トドックステーションのスペースをかなり使用しているとのことだった。これは中央センターの傾向なのか、それとも全体的な傾向なのだろうか?

- 桑園ブロック(JR桑園駅周辺)の配達を見させていただいたが、ここは高単価な注文や大量注文が多いそう。注文は地域性がでるようだった。

- お客様とは10年の付き合いとのことだった。配送の時間は分単位でシビアに気にしていたが雑談もしっかりし組合員の方との距離感を大切にしていた。

- お宅訪問に何度かついて行かせて頂いた。ドアを開けたらお婆ちゃんが正座で対応して下さり、後ろにいた私にまでお茶、コーヒー、チョコを渡してくれた。どの組合員さんも良い方で温かい。

- 資源回収の発泡トレイはどの方も綺麗に洗っているものだった。組合員さんのリテラシーの高さを感じる。

- トドックは100件が最大積載量。100件の積荷を積んで配達しきれるのはマネージャークラスでなければ難しいらしい。マネージャーだと100件を18時までに届け終えられるが、普通の人だと22時になってしまう。個人のスキルが配達時間に大きく関係しているようだ。

- おせちの営業のボードは紙を切り貼りしてPCに取り込んで作っているらしい。一年に一回しか作らないが何とかならないのかな?と言っていた。利用頻度が下がると優先順位が下がってしまう。あるあるですが、なんとかしてあげたいなとは思った。

- 組合員から「WEBで注文するからトドックの冊子はいらない」という方が現れているとのこと。お得情報などWEBでも見逃さずにキャッチできるのかな?と配送員の方は気にしていた。
私はエンジニアですが冊子も好きです。個人的にはスマホばっかりいじって!と言われるリスクを回避できるのが良い。

- 訪問した際、組合員さんから 東京の娘から東京のコープWEBでは2週間先まで予約ができるから2週間の買い物計画が出来るのになんで北海道のコープはできないのか?と言われた。東京のコープとはコープさっぽろと別のコープと思うが本当なのだろうか。
2週間先の予約はシステム的に実現可能ではないかとシステムを把握しきれていない今だから楽観的に感じている。
発注はあくまで直近の1週間のみと制約をつければ2週先の注文はデータストアに待機させておけばよく、物流や現場の業務フローも1週間分と変えなくてよい。追加でロスも出ない気もするし何より業務インパクトが少ない気がする。
気になるのはWEB利用のお客様のみライフスタイルが若干変わることが良いことなのか、そして本当に需要があることなのかという所。システム抜きでのメリットとデメリットが煮詰めきれなかった。


- 研修が終わったあと、トドックステーション内の子供の遊び場を覗いたら利用者がいらしていました。ちびっこが笑っている声、泣いている声が聞こえてきて楽しそう。自分も娘連れて一度行ってみようかな。

さいごに

10月は毎週、数日に1人は私のように同乗研修のためエンジニアがやってくるからか、現場にとってエンジニアが近い存在になっていると感じた。
そのためか

「コープさっぽろ何か変わりそうだよね!」

と配送員に言われたことが嬉しかった。DXに対する期待が高まっている。

研修が終わってエンジニアの訪問が途絶えたあとでも少しでも気持ちが継続していて欲しいと思う。
いつか配送の仕組みを作る機会があればサテライトオフィスしても良いのかもしれませんね。

募集

現在、コープさっぽろでは一緒に働くメンバーを募集しています。
一緒にDXしていきませんか?
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