上京した23歳エンジニアが北海道にUターンしてきた話
まえがき
9月21日に入協したエンジニアのヒグです。「本当に必要なサービスを作るプロジェクトを成功させたい」と思い、東京から北海道にUターンしてコープさっぽろに転職しました。実は前職では務めていた1年半、ほぼずっと「転職したい」と思いながら働いてました。でも転職して数日が経ち振り返ってみた今、「前職でやってきて良かったこと」「転職して良かったこと」があったので、前職でやってきたことと入協するまで経緯を共有します。1年半前の自分のように転職しようか悩んでいる人の参考になれば嬉しいです!
前職でどんなことをやってきたか?
前職では様々な業務を体験してきました。
サーバーサイドの保守→WEBアプリケーション開発→iOS開発→Android開発→WEBアプリケーション開発→OAuth2.0の調査
1年半という期間には豊富というか悲惨というかなんとも言えない経験をしてました:苦笑い:
ほとんど中途半端で終わってしまいましたが、この全てが今日まで自分を成長させてくれたいい機会になったと思っています。
予想通り辞めたOJTトレーナーと破綻した育成計画
自分が前職でこうも色々な業務を経験することになった大きな転機がありました。それが「OJTトレーナーの退職」です。先輩がDud○のラベルが書いてあるペットボトルをゴミ箱に捨てていたので「そのうち転職するな」と思ってた矢先の出来事でした。OJTトレーナーが退職することになった結果自分の育成計画が崩れ、それまで参画していたプロジェクトも崩れ、自分は放置状態が続いていました。以前からサービスに対する考え方が違ったことや、仕事があるようでない状態が続いたこともあり「成長環境としてもヤバい」と思った焦りが芽生え、1回目となる転職活動を始めました。
入社半年で始めた1回目の転職活動
始めての転職活動は「エンジニア売り手市場」ということもあり業務経験半年も満たない自分でもすぐ面接まで通してもらえました。前職の名は有名なサービスをいくつか持っており、IT界隈ではほどほど名の通った企業だったのでその時転職することできそうな雰囲気でした。
ただ、面接官に転職しようと思った経緯を話していくうちに「今の会社でまだやれることがあるのではないか?」と思い、残ることを決意しました。
1回目の転職活動を止めてやってきたこと
それ以降やったことはシンプルに「やることがなかったら自分からやる」これだけです。その時また新しく始まりそうなプロジェクトがあったので社内の詳しい人をランチに誘って人脈を作ったり、「受託開発をするのに社内でAndroidエンジニアが足りない」となった時は業務外に都内の勉強会に参加してAndroidについて色々学んで、単独で作成物の半分のところまで作れるようにったりなど、とにかく必死に自分から行動してきました。また、コロナ下で緊急事態宣言が出た頃は全面テレワークに切り替わったので個人開発に集中しました。朝9時から18時までリモート出社して、その後個人開発を翌朝5時まで続けるという生活を2、3ヶ月続けてました。その甲斐あってオンラインハッカソンでプロトタイプを1人で開発して優勝するなど実績を積み、会社の上司や先輩から信頼を得てかなり難しい仕事も任せられるようになりました。
軌道に乗ってきた前職を辞めた理由
仕事も順調になってきたと思った頃、コロナの打撃を受けてそれまで頑張ってきた既存のプロジェクトが廃止になりました。逆に新しいプロジェクトを始めることとなり自分はテックリードのような立場でそこに参加させてもらうことになりました。ただ、そこで感じたのが「本当にこのサービスが必要なのか?」と言った疑問でした。コロナの影響で色んな産業のデジタル化が推奨されました。ただ、本当にデジタル化すべきこと、それをエンジニアや企画職の人たちの「議論だけで決めるべきではなのか?」と疑問を抱きました。もっと現場を見て開発をしたい、本当に必要なサービスは何かを突き詰めたい、そんな思いの中、偶然コープさっぽろのDXプロジェクトを見つけ参画させてもらうことになりました。
コープさっぽろのDXに参画して感じたこと
参画して感じることは自発性が全てだなということです。タスクは割り振ってもらうものではなく、いろんな会議に出席して情報を集め、自分からやるべきことに取り組むことが多いです。また、周りもAWSサムライやAWS12冠やら大手IT企業で部長になった人やら強いエンジニアに囲まれてる環境なので日々、置いてかれないようについていくので精一杯の状況です。
それでも今は最高の状況だと思っています。前職でも身に付けた色んなスキルを発揮することができて、尊敬できる人達に囲まれて仕事ができることに大きな期待感を持っています。そして何より自分の出身地である北海道に帰ってくることができて、今までお世話になった人達に恩返しすることができる。これからは北海道という大きなスケールのために仕事をできることが何よりも楽しみです。
COOPさっぽろに入協を考えている若手にむけて
もしかしたらこの中に自分と同じように経験2、3年で入協を考えている人もいると思います。正直周りが強いだけ「自分に何ができるか?」と悩むことはありますが、やることはいくらでもあります。自分のような若手にとって大事なのは自ら新しいことに挑戦し、行動するメンタリティだと思っています。もちろん積極的に動きすぎて痛い目に合いそうな時もありますが、先輩方が優しくサポートしてくれます。素直に頑張る姿勢があれば活躍の機会は充分あるので興味ある方は是非連絡ください!