調和技研さんとの合同勉強会は、「刺激と楽しさがいっぱいの半年間だった!」振り返る会議をのぞき見してみた。
2022年6月2日。もう2か月も経過しちゃったんですが、調和技研さんとコープさっぽろ合同勉強会を終えての振り返りの会がありました。
そもそも、コープさっぽろは、AI技術を強みとする北大発ベンチャー企業である株式会社調和技研さんと共同研究・開発を推進することを2021年8月~開始しているんです!
今回の「合同勉強会」の、目的は?
コープさっぽろと調和技研での共同研究が始まることをきっかけとして、事業内容も組織規模も全く異なる同士での交流を図ることにより、参加者全員の見聞を広げ、モチベーションアップと成長につながるきっかけを作ることを目的とする。
と、しています!8月に開始してその2か月後に、勉強会開始です!
到達点は、モチベーションアップと成長!
2021年10月~2022年3月の半年間、全部で毎月1回、6回開催をしました。
1回の勉強会には約40~50名の参加があったそうですよ。
延べ24名のコープ&調和技研の皆さんがお話してくださいました。
で、やってみたけど「どうだったんだろうねー」を各団体の運営メンバーが集まって振り返ったというわけです。その様子をのぞき見してアップしますー。
第1回目 2021年10月13日
顧問 田名辺さんによる「俺の農業クラウド」から開始!
調和技研の中田さんからは、「レベル0からはじめるMLデリバリー」
そしてコープシステム部の若松さんの「ここがすごいよ!インフラ目線のAWS直近アップグレード」などなど。
最初からバラエティに富んでいる!
アンケートでは「全部はわからないけど、なんかスゴイ!」というのがあり、これって非常に素直なご意見だと思いますねー。
第2回目 2021年11月10日
2回目は、全部英語での説明を調和技研の方が実施。みんな、ちゃんと理解できたのかなー?スゴイですね。 コープ システム部のホープ!(古い?)ヒグが、ちゃんと質問していたらしく!!頼もしいー。Pythonのライブラリーについて英語で質問! そして、コープさっぽろの岡部さんからは、「CircleCI導入についてお話しようと思います」というテーマで!
振り返りで、顧問の田名辺さんは、言いました。「そもそもコープさっぽろにしてみればCIって何?って感じだと思うので、それを知らせていくのはとても大切」とのこと。はい、私もネット検索しましたけど「。。。。」のような。だからこそ必要ってことなんでしょうね。
岡部さんは、言いました。「エンジニアしかわからないような便利なツール(今回のCIのような)を、いかに現場の業務がスムーズになるためのものかを伝えるということが重要なこと」と。
そうそう、DXには、この「わかりやすい説明」をできる努力は、実は一番大切ですよね。
さらに、コープさっぽろ林さんからは「デジタル推進の取り組み」のお話をしていますね。これは、noteでもご紹介している「デジタル学習会」で職員に伝えている、スプレッドシート、Appsheet、Zapierなんかをどう利用しているかの報告ですね。ここは、「ソースコードをどう入れようというより、どう職員が活用できているか?」のお話。
第3回目 2021年12月8日
田名辺さんいわく、第3回目も2回目に匹敵する、調和技研さんとコープさっぽろの話の振れ幅が大きい回だったようです。
ここで、振り返りの中で、田名辺さんが調和技研さんに問いかけました。
「ところで、皆さん全然違う団体でのお話を聞いてて理解できるもんですか?」と。
調和技研さんは答えました。
「場合による、としか言いようがないですね、正直なところ笑」
田名辺さん「技術的なところは全然違うけれど、根本的なところや設計思想?などは通じたりするんですかね」
第4回目 2022年1月12日
ここまで振り返って、「よくこれだけ登壇者があつまったと思いませんか?」と田名辺さん。
コープ岡部さんは「コープ側はだいぶ苦労しましたよ」
調和技研さん「私たちは普段から内部勉強会をしているので、その流れで指名制で登壇者をブッキングしました」
やはり、普段から「人に伝えること」を想定しながらシステムを作っていくことを考えていると良さそうですよね。特にクローズドでマニアックな世界になりそうですし。
と、こんな会話を聞いていて思いました。
調和技研さんからは、「毎回、コープさっぽろの参加者はリアクションが良いですよね!チャットとか!」という声も。楽しく学ぼうとしているのかな?有難いご意見ですね。
ちなみに、英語での登壇者がいるために、ポケトーク使ってみたらしいのですが、超専門的なキーワードが飛び交うシステム系の学習会では全然役に立たなかったらしいですよ笑。でしょうねー。
第5回目 2022年2月9日
第5回目は、運営側の田名辺さんと木原さんが登壇!ここでは、通常業務が立て込んだため登壇者ブッキングが難しかったと岡部さんが振り返ります。
田名辺さんは、「事業に支障ない範囲でと、2~3か月に一回としたとしても、準備は直前でバタバタするから同じかな?と。だったら期間だけ決めちゃったほうがいいかなーと思ったんですよね。だから頑張って半年間1か月に1回やることを決めたんですよね。」
「調和技研さんは、内部勉強会はどれくらいの頻度でやってたんですか?」
調和技研さん「毎週やってましたね。1回2名。ひとり30分くらいで。これを半年間実施してました。2回まわった感じです。」
田名辺さん「それは、凄いですね!かなりなもんですね。参加者はどんな感じですか?」
調和技研さん「エンジニアですね」
岡部さん「内容はどんな感じですか?」
調和技研さん「専門的な話しになりがちですね。なので、今回の学習会では、それ以外の話を聞けたので非常に面白かったですね。」
岡部さん「そういう意味では役に立ててたんですかねー笑」
田名辺さん「狙い通りだ!笑」
調和技研さん「テーマ被んないですもんねー笑」
田名辺さん「絶対、かぶんない!」
調和技研さんからは、こんな提案も!
「ロジスティックチェーンのシステムや構造をもう少し理解した上で、AIができることを連携していくための勉強会をしてみたい!」
確かに、コープの事業は沢山あり、それらがシステム改善によりスムーズになることを追求できることは、実践的であり職員も嬉しいことですもんね。
「業務系の話はやはり大切ですよね。システムの観点からこういう話はしていくといいですね。」田名辺さんは、うなづきながら答えていました。
第6回目 2022年3月30日
6回目。これは半年の勉強会の最後の回。
なんと、登壇者がいないから?座談会の回に!笑
だが、実は最後の回が印象的だったと!(田名辺さん談)
店舗システムの裏側や歴史を知っているシステム部の大ベテランの二人が話す機会を設けたということで、これはここ数年で入った沢山のエンジニアとしても知りたいところだったんですねー。
今までずっと頑張って来たシステム部メンバーの話を理解するということを意識していったほうが、次世代への継承にもつながるという話もでていました。
大先輩のシステム部木村さん(店のシステムリーダー)が、色々な経験を経て「まー、なんとかなるよ」と言ってくれることがありがたいと。
合同勉強会をしてみて・まとめ
●知見をひろげること(別の世界を知って刺激に)
●外の物差しを知るということ(違いを知る)
●英語での登壇(世界目線・視座を高めるきっかけ)が貴重
●コープは、実は「エンジニアライク」な団体だったと知った!(驚き)
●AWSの話は非常に貴重!
●テーマが色々あったのは良かったが、その後進展させていくためには今後は優先順位をつけて「テーマ」に向かった勉強会をするべき。(理解のあとは、深掘りへ)
●体験として、「新鮮」だった。関心のポイントなども理解できた。
●意外と強制的じゃないとこんな機会ないよね!
●調和技研さんは、コープさっぽろと接して「自分たちはお堅いかも?」と笑。ここ数年で入ってきているコープさっぽろエンジニアはチャットも使ってaudienceとして面白い印象。(※これは、コープさっぽろ全体のカルチャーではないですねー笑)
●アウトプットすればするほど、自分へのインプットも増えるということが気づけるきっかけに!(これ、非常に共感!!!)
●調和技研さんの、みんなが発表できる環境を作っているのは学べる!
●聴講する人の姿勢もとても大切。リーダー、サブリーダーに働きかける努力も必要かも。(この機会の重要性、腹落ち感)
まずは、やってみる。機会をつくる。学ぶ。
当たり前だけれど、この機会を作って実践いただいた田名辺さんはじめ、運営してくださった岡部さん、木原さんありがとうございます。チームビルディングとは?を、この合同学習会の振り返りを聞いて、まとめながら、とても刺激を受けました。
今後も良い関係を継続できるといいですねー。
※以下は、勉強会で登壇してくださった皆さんと内容です。
文:オガタ