入協エントリー 岡部さんの場合
何をやってきたのか
はじめまして。岡部と申します。コープさっぽろでエンジニアとして入協してから約 3 か月が経ちました。そのふりかえりも兼ねて入協エントリーを書こうと思います。全然関係ないですが、数年ぶりにスキーができて最高です。下記の写真はテイネハイランドで春スキーを楽しんでいる様子です。
1 社目は東京のメーカー系の SIer で自社の ERP パッケージの開発・保守をしました。その他にも PL/SQL を使ったストアドプロシジャなどの開発やバッチファイルを使ったプログラムのリリースの仕組みを作っていました。この時は主にシステムエンジニア周りの経験をしておりました。
その後 Web 系エンジニアに転向し、2 社目ではレンタルサーバーの開発を経験しました。本社は東京なのですが勤務地は福岡で思い切って移住もしました。福岡は札幌と比べて暑いですが、街の雰囲気が札幌と少し似てる所があることやエンジニアコミュニティが活発で住みやすかったです。
1 社目では Visual Studio .NET や PL/SQL など業務アプリケーションに特化した技術を主に経験してきましたが、ここでは PHP、Ruby(Ruby on Rails)等の LL 言語やテストコード、CI/CD を使ったデプロイ、Git/GitHub を使ったプルリクエスト駆動開発など Web アプリケーション開発に必要な技術を広く経験することができました。基本的な使い方について事前に勉強はしてはいましたが、現場で実際にどのように使われているのかやチーム開発・プロダクト開発をどのように進めていくのかを叩き込まれました。今思うと私の Web 系エンジニアとしてのキャリアを話す上では必要不可欠な経験だと感じており、当時一緒だったチームメンバーの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
3 社目では人材サービス会社のニュースメディアの Web アプリケーションエンジニアとして開発や半内製化の仕組みを作ることを主に経験しました。一言で言うと「2 社目で揃っていたチーム開発をするために必要な仕組みを Why を考えながらほぼ 1 から作っていく」です。
開発言語は Ruby(Ruby on Rails) で、ニュースメディア自体はすでにリリースされており、開発・保守をする段階でした。しかしベンダーコントロールがメインで社内での開発は小さい修正程度のものでした。その状態からリポジトリを社内の GitHub へ移行、CI の導入、デプロイ・開発フローの整備などを行いました。これにより社内でも開発ができるようになり、開発会社への依頼も報告をもらうまでは細かい進捗が見えない状態から GitHub の Issue や プルリクエストを利用し、ソースコードレベルで進捗の見える化や進捗に応じた柔軟な指示や相談が可能となりました。
他にもフロントエンドのビルドを Sprockets から webpack へ移行、フロントエンド周りの速度改善、開発ディレクションなど幅広い経験をしました。
私とコープさっぽろ
さて、そんな長々と自分について書いていきましがなぜ私がコープさっぽろに 入協 したかについて話していこうと思いますが、その前に私の中でのコープさっぽろとは?について書こうと思います。
コープさっぽろ自体は実家で宅配の共同購入という形で利用しており週に 1 回、町内の奥様方が集まって利用しておりました。小さい頃は母が中々帰ってこないため「早く昼ごはん作ってくれないかなぁ」と思っていたのをよく覚えています。今思うとその共同購入はただ町内で集まって注文したものを受け取って終わりではなく、町内で交流をするための貴重な「場」であったんだなぁと感じております。帰ってきた母が持っている袋からミックスキャロットを取り出し、よく飲んでいました。そう!私の中でコープさっぽろといえばミックスキャロットです。
このようにコープさっぽろのサービスを数十年利用しており、非常に身近な存在だと感じております。ミックスキャロットって紙パックのしか見たことなかったのですが、今ではペットボトルもあるんですね。
そんな感じな「私とコープさっぽろ」なのですが去年、Wantedly で開催する勉強会を見ていた時にたまたま弊協の技術顧問である田名辺さんの記事とコープさっぽろのエンジニアの募集を見つけました。
記事中にある「こんな田舎に「絶対帰らないぞ!」」は当時新卒だった頃の自分を思い返すと「ホントそれ!!」と思いながら記事を読んでいたのを思い出しました。その流れで試しに募集を見たのですがその時は「まぁエンジニアが数人入って終わりでしょ。あるあるだな。」みたいに正直感じてました。しかし、コープさっぽろ DX を定期的にチェックすると CIO の長谷川さん、CDO の対馬さん、技術顧問の田名辺さんの取り組み、AWS Samurai や たくさんのエンジニアの皆さんの入協、Slack・Google Workspace の大規模導入を知り「コレって...ひょっとして本気で DX やろうとしてるのか...!!」と段々と感じてきたのは今でも覚えています。
上京してから約 6 年間、エンジニア、東京と福岡への移住、昨今の事情によるリモートワークの経験などさまざまな事を経験してきました。そして数十年身近な存在だったコープさっぽろがこれから大きく変化しようとしている事実を知り、今までの経験をここでぶつけてみたらどうなるんだろうか、そして新卒の頃は「絶対に帰らない」なんて思っていた私がいつの間にかコープさっぽろを通して北海道に良い貢献がきっとできることに興味を持つようになりました。そして面談・面接をご縁があり入協する運びとなりました。
これからやっていくこと
組合員の皆様、そしてコープさっぽろを通して北海道の皆さんに役立つことや貢献できるサービスを提供していきたいです。
と書いてしまうとかなりざっくりとしているので、もう少し具体的に書くとコープさっぽろにおける業務フロー課題を技術的なアプローチで解決していきたいです。今までは開発・保守などのチームやプロジェクトへ Join することが多かったのですが、現在のコープさっぽろでは新規のプロジェクトの立ち上げが多く、いわゆるゼロイチな開発をする経験が多く、大規模な生活協同組合にもかかわらずスタートアップにいるような経験ができます。
最近触った技術としては、Node.js + TypeScript による AWS Lambda の開発や CircleCI による CI/CD の導入です。AWS は 今までは Ruby(Rails)、AWS の EC2 や RDS などをメインに経験をしましたが、入協してからは Node.js やサーバレスアーキテクチャなど今まであまり経験することが無かった技術を経験することができ、新しい技術をキャッチアップしている毎日を過ごしています。バックエンドだけではなくフロントエンド周りの開発の経験ももっとやっていきたいです。
そしてもう1つやっていきたいことが「Developer Experience」です。コープさっぽろでは DX、いわゆる「Digital Transformation」を進めており、私もそのメンバーとして Join しております。私は今までの経験を通して CI/CD の導入や開発フローの整備など開発者体験、つまり「Developer Experience」という領域にも興味を持つようになりました。そのためもう 1 つの DX である「Developer Experience」も併せて進めていき、コープさっぽろの「Digital Transformation」、そして組合員の皆様、そしてコープさっぽろを通して北海道の皆さんへ貢献できるようなエンジニアになっていこうと思います。
以上、だいぶ長々と書いてしまいましが、最後までお読み頂きありがとうございました。この記事をきっかけにコープさっぽろのエンジニアに少しでも興味を持って頂けたら幸いです。「他のチームはどんな技術を経験してるの?」、「今のエンジニアリングチームってどんな感じなの?」、「本部って札幌の発寒みたいだけど周辺のランチとかどうしてるの?」等もし他にも色々気になることがあれば是非お気軽にカジュアル面談にご参加ください。勿論オンラインも大歓迎です。