EZO OPEN SCHOOL潜入第二弾! 色々バージョンアップしたのが随所にわかるし、深イイ話が聞けて感動! 新陽高校荒井校長はハイパー達観しすぎている超人であることがわかりみんなの心にしみすぎた、という話
どうも、広報部のオガタです。
EZO OPEN SCHOOLの第2回目の潜入レポートです!!
まず、見てください!校長であり、コープさっぽろデジタル推進本部長のツシマ氏の背景!
いやー良かった。らしい感じになっていますねー。(前回はコチラ)
【開催概要】
実施日時:2020年9月9日(水)15:00~17:30(2.5h)
参加者: コープさっぽろ入協1年目職員、コープさっぽろ21卒内定者 33名
サッポロドラッグストア3年目社員 50名
石屋製菓3年目社員 18名
えぞ財団EZO OPEN SCHOOL参加希望者(一般社会人) 8名
合計 110名
そして、事前にスライドもこんな感じで準備されてました!
スタートまでの準備、レベルアップしてますね!
以下の、注意書きもわかりやすいです。
さあ、ツシマ校長がスタート!
まずは、目的の確認!
目的:北海道の中の地域社会経済人を育てる
後日、各MVPを決めます!とのこと!
みなさん、がんばってくださーい!
今回のスケジュールはこんな感じ!
贅沢なゲストスピーカー 新陽高校 荒井校長!!
テーマ:本気で挑戦するってどういうこと?
これ、絶対面白いハナシでしょー(聞く前からわかる)。
参加する皆さんに響くといいなー。
荒井さんはソフトバンクで孫さんの元(社長室)で働いていた方です。
荒井さんは終始、柔らかくて優しいトーンでお話してくださいました。
以下、お話してくれたことをまとめてみました。
■自己紹介
・32~40歳まで会社員でした!(ソフトバンク)現在45歳
■仕事とは何なのか?
■課題:
リンゴについて考えてみる(あなたはリンゴをどのように説明しますか?)※ケンブリッジ大学入試試験 社会学・政治学
(ニュートン)
→自分の考え方をどのように説明するのか。
■講義内容
・フェルミ推定
東大(物理)入試問題 1921年(大正10年)
■Google入試問題
・大正デモクラシー後、関東大震災、満州事変、日中戦争が起こる
・今までは安全な日本だったが、今後は楽しい日本をつくるべきだ
・学校教育以外でどれだけ学んでいるのかが大切である
・時代とともに世の中が変わってる
・学ぶ力をつけるためには順番が大事
(インプット⇔出会い・原体験⇔アウトプット)
字にする力は大切!(思ったことを要点をついて人に伝える)
→社会人になったら求められることである(プレゼン力)
・学校とは「言葉の力を信じること」を身につける
・どうしたら社会、組織は変わるか?
→何のためにするのか、考え、愚直に信じること!
(ミッション・ビジョン)
■いい本を読みましょう!(古典、物語)
→ゲド戦記、ホビットの冒険etc.
・圧倒的に困っている人のために仕事をしましょう
興味津々!ゲストスピーカー荒井さんへの質問や提案タイム!
まずは、チャットに送られた質問に答えてもらうことに!
Q:おすすめの物語の本は?
A:男の子なら:ゲド戦記(全5巻)
そして会場出席者からの質問!
Q:ソフトバンク在籍中(30歳頃)仕事の中で圧倒的に成果を出したというのはどんなことをしたのか?(コープ1年目)
A:・成果を挙げるために「信頼」を積み重ねた
・荒井さんに相談すればなんとかなるだろうという信頼関係性を築く、愛を持って仕事をする。
バケツリレーのたとえ
①バケツを渡すだけにするか(方法のみ)
②バケツをどう渡そうとするか(相手を考える)
このような考え方の違いが大切。
両側を良く見てみよう!(なんでバケツリレーしてるのかな?)
やらなければ行けない事の本質を考えることが大切
ポイント01)いつのまにか忘れてしまうことがある。ここを忘れない。
みんな「自分のバケツリレーは必要」と思い込む
ポイント02)ここにギモンを持つことが重要。
言うのは勇気がいる。でも信頼関係があれば意見を言える。
今のうちに沢山、仲間を作ろう!良い組織をつくろう!
目標としているものを実現するために!
・相手のことを考えて仕事をすることが大事
・自身の業務の目的とゴールを見定める視点が必要
さらに、今度はオンライン参加の方からこんな質問も!
Q育成側に立った時に必要なことは何ですか?
A:Being=存在そのもの。
存在を認めてあげることが大切であることが必要。
どんなに失敗しても「存在」を認めること。
comfort zone=戻れる場所があるということ。
Q:「信頼」を築くために、最も大切にしていることは何ですか?
A:難しい質問!
あまり信頼を築こうと思ってはいない。不義理もある。
自分の原点は「困っている人を助ける」こと。
ここについてはいつも思っている。
ピーターラビット=色んな事を教えている。
100年以上前のイギリスの本。
「必ず出てくる登場人物」=「鳥」
主人公ではないが、いるという存在。
登場人物として着目されないが、必ず「まなざし」を向ける。
困っている人のことに目を向けることが大切。
(関係ない、と目をそむけない)
「ベンジャミン・バニー」のように直接助けるということも。
参加したオガタの感想
とにかく、すべて質問をされてもすぐに的確な答えを返せる。
これって、なかなか難易度高いことです。
講演で聞きやすい方というのはすべからく、「日々勉強してされている」「自分の軸を持っている」
そして、それをいとも簡単にやってのける。
こんなことを、荒井さんの高尚で優しさ溢れる話を聴きながら「やはりなー」と思っていました。
そして「困っている人を助ける」という「軸」ですね。
これが全ての判断軸になっているという前提でお話をされているので、きっと若い皆さんにも腑に落ちたのではないかな?と感じました。
元気が出た講演でした!
前回の富山さんのお話もそうでしたが、前提に「一緒にがんばろう!」という姿勢を持って話されているのが伝わり心地よかったです。
グループワークの時間は・・・
次はグループワークの時間!みんなが提案や質問を議論しますよ。
各チームに分かれて30分のグループワーク。荒井さんにどんな事を提案するのでしょうか?
楽しみですねー。でも、みんなドキドキだろうね。
って、ここからの時間が私はとても刺激的でエモいと思いました!
最初は、4班タカハシさん提案!
(提案内容)
仮設住宅で住んでいる方への寄付活動の提案
石屋製菓さんのお菓子、流通はコープとサツドラさん。
北海道内の困っている人を助ける「白い友人」という商品。
これに対して荒井さんの答えが響きましたね!そうそう、その通りーーー!!と心で叫んでました。
回答
荒井校長
本当にやりたい情熱を持っているか?だけを見ているんですよ!
「あなたはそれをやりきるんですね!」を経営者は見ている!
「本気で挑戦する!」「覚悟を持つ」「人生をかける」
自分も孫さんに、直談判したことが2回ある。
孫さんのような百戦錬磨の方にどう、くどくのか?
それは、どれだけ真剣で躊躇せずプレゼンできるか?
~常に、提案する用意をしておく。
本当にその人を信頼できるか?
一緒にやってみようと思えるか?
ちゃぶ台をひっくり返すようですが!
みんなが考えた提案は、本気でしたいのであればいつでも提案する気持ちで!!
ハードルあげたけど、次大丈夫ですか?(荒井校長)
このコメント、とてもナイスだと思いました。
フレンドリーな中にも少しの緊張感!事業は人生カケルものだからね!!
今日の名言です(個人的に!)
次の提案です。緊張のターンですね!
5班:ヤマダさん。とても笑顔がステキな女性です。
提案内容はコチラ。
北海道でカカオの栽培の実現を提案します。
北海道人口減少に伴い活力も減少している。そこで不可能を可能にするという事業をしたいから。
カカオを作る強み→石屋製菓ではすでにバニラ栽培を実現している。
私は真剣にこの事業をやっていきたいんです!
「一生懸命」と「ひたむきさ」しか伝わってこない!ナイスプレゼン。
緊張感がオンラインでも充分伝わってきます。
さあ、荒井校長の答えはこうです。
(荒井校長)
とてもステキな提案でした!
会社で提案したことができればそれはすごく幸せなこと。
会社でダメであれば、農地を借りて作り始めるようなこともできる!
自分が真剣ならやり方は探ればよいよね。
成功のコンセプトとは、「みんなが反対するものは必ず成功する」
そして、ここで粋な計らい。
なんと参加していた石屋製菓の石水社長にマイクを渡す荒井校長。
石水社長:涙が出そうなくらい嬉しかったです。(←というコメントを聞いて私も嬉しくなる)
最後の言葉が大事。
「真剣にこの事業をやっていきたい」という言葉があるかないかでは全然違うと思います。
なんだか、ステキなプレゼン風景にたまたま立ち会っちゃったという感覚です。
ステキな会社ですね。石屋製菓さん。
そして、地域に学校を作ろうと奮起されている方からの質問も!
本当はもっともっと話を聞いてほしかったでしょうし、聞きたい!
そんな雰囲気がビジバシ伝わりました。
こういうのって、オンラインでもわかるもんですね。
あと10分で終わりというタイミングで。
荒井校長が言いました。
「せっかくの機会です。もうこんな機会来ないかもしれないから、
プレゼンしたい人がいたらしてみたら?」
すると「キタさん」という男性が!
周りの暖かい拍手の中、前に出てくるキタさん。
会社では却下された案件を石水社長(=つまり、キタさの会社の社長へ直に!)の前でプレゼン!(急遽!資料もないまま!!)
それに対して石水さんも快くレスポンス!
石水さん:
キタくんの勇気に感謝!!
自分も同じようなことを考えていた!
荒井校長:
このシチュエーションで、社員が社長にプレゼンできる勇気はスゴイ!
今後あなたのカオを思い浮かべながら、石屋製菓のお菓子をお土産として買おうと思いました!
社長は却下するのも大切な仕事。
毎回毎回承認はできない。
だからこそ「〇〇さんが言うなら信頼しよう」という関係性を築いていきましょうね!
なんてステキな締めくくり方(泣けるね、泣けるねー)
最後になりました。ツシマ校長も多分、かなり感動しまくっていたのでしょう。
普通に業務連絡で終わるのが、どうやらイヤになったようですね笑(わかる)
なんと、もっともっと荒井校長の話を聞きたくなったツシマ校長はさらに締めくくりも荒井校長にバトンタッチ(わかる)
急でも万全!な、荒井校長の締めくくりの言葉!
荒井校長:
揺らいでいる今がチャンス!
上の人たちは必死に守っている。
こういう時にこそ、若い人が新しいことを考え頑張ることが大切です!
ジャンケン理論というのがあります。
基本的に仕事は「グー」(=本人)しか出さない。
相手は「パー」(=決定権がある人)しか出さない。
相手に決定権がある闘い。
間に入る「チョキ」(=本人を助ける&「パー」の間に入る人や環境)を出せる人がいると勝つ可能性ができる。
という事で、今回も心の洗濯と選択ができた時間となりました。
オンライン企画も慣れてきましたしね!
何より、参加者の皆さんが、初回よりグッーっとアクティブになってきている!
ここにも感動でした。若いってステキーーーー!!!
皆さん、引き続き北海道で生活している人たちのために頑張りましょうーー!
と心に誓えた時間でした。
(おまけ)
会の途中で、なんとサツエキ方面に向かいながらもオンライン参加して聞いていた富山さん!
「気にかけている」この姿勢、ステキですねー。これは荒井校長がおっしゃていた「存在を認めてあげることが大切である」ということを体現しているなーと感じてしまいました。
どうでしょう、富山さん!
そして、歩いている富山さんにコメントを求める&ぶっこむツシマ校長!
笑顔で、立ち止まりちゃんと答える富山さん。さすがっすー。
以下は、石水さんの熱い話を笑顔で聞く富山さんの様子。