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仕事改革のデジタル化進んでる??

コープさっぽろでは、仕事改革発表会なるものが存在します。

<仕事改革発表会とは?>
組織全体で継続的なカイゼン活動を行い、現場から生まれた仕事改善のアイデアを共有する場。

今年の仕事改革発表会では、業務の改善にSlack、Meetなどのコミュニケーションによる効率化や、アプリを自分で作った話、自動発注システムの件など随所にネタとして登場するようになり、昨年と比較すると変化も見えるようになってきました!

仕事改革発表会を各回評価している、人材育成部の加藤さんに「コープ全体」での変化について、聞いてみました!!

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1)仕事改革発表会でDX化というのは加藤さん自身は感じられていますか?

感じています。以前にもデジタル活用の発表はありましたが、今年度に入って事例がたくさん出てきています。特に顕著なのは情報共有・集約の仕方についてです。

・スプレッドシートやドキュメントを使って、かかわる全員でリアルタイムに編集する
・今まで別々にデータをもらって集約していたものを、はじめから1枚のスプレッドシートを全員で共有しておく
・電話やメールで随時受け付けていたものを、Googleフォームとスプレッドシートで自動的に集約する

現場と本部、あるいはコープとお取引先様など、情報のやり取りをしやすくするアイディアが増えている印象です。

また、現場の教育にeトレを使用した事例も大幅に増えました。
教える側であるマネージャーの時間がとられてしまうデメリットを、短時間の動画を使うことによって解消できた点が良かったのではと思います。さらに教えられる側にとっても「何度も同じことをマネージャーに質問したり確認したりしにくい」「文字や写真だけだとイメージしづらい」というような問題をなくすことにつながっています。

2)DX化が起きたことで、発表内容や職員において、変わったことはありますか?あったとしたらどんなことですか?

こんなこともできるんだ、とか、こう使ったら楽になりそうだ、とか、デジタルを使うことの新たな可能性に気づいた人も多いのではと思います。

今まで集合しなければならなかった会議も、Meetを使えば移動の時間がなくて済むよね、とかGoogleフォーム使えば手書きのアンケートをいちいち集約する必要ないよね、とか、OJTも動画に撮っておけば何回も繰り返し見れて良いよね、などなどです。

どうやったら楽に、正確に、素早くできるだろうかと考えるときに、使えるツールが増えました。この認識が広がったのは良かったことだと思います。

楽になるということとセットでDX化が進んだことで、今までのやり方を変えることへの抵抗感もそんなになかったのかもしれません。

DX化の流れの影響かどうかわかりませんが、仕事を楽にするために自分でアプリを開発してしまう人が現れたのはびっくりしました。

3)デジタルが浸透したことによる職員の仕事の変化について、加藤さんはどのような点を評価されてますか?

アナログのほうがいいことと、デジタルのほうがいいことは別であると個人的には思っています。ただDX化の流れの中で、今までアナログでしかできないと思い込んでいたことが、実はデジタルでできるという発見もありました。デジタルを使うことで今までよりも楽にできたり、ミスが減ったりするかもしれない、という視点が増えたのはよかったと思います。

対策を考えるときも、案の数が多ければ多いほどより効果の高いものが生まれやすくなります。そういった意味でも幅が広がったのはプラスになりそうです。

一方で、DX化が進んだことでアナログの価値も見直されたように感じます。研修や会議も移動の手間なくオンラインでできますが、「リアルの場で集まるのもたまにはいいよね」というようなことです。参加者同士でヨコのつながりを作ったり、自分の手を動かすなどの体験ができたりということはオンラインではなかなか難しいです。

両方のメリットとデメリットを考えるのが大事かなと思います。

4)今後に期待することはありますか?

仕事改革という視点で言いますと、DX化というのはひとつの手段だと思います。
使える機能があることを知らないがために、問題のあるやり方を続けてしまっているともったいないので、事例の共有や発信は大事になってきます。
事例が増えれば増えるほどTTP(徹底的にパクる)しやすくなります。

デジタルの新たな使い方、可能性がこの中からまた生まれてくるといいなと思います。

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「アナログのほうがいいことと、デジタルのほうがいいことは別である」というお話が大変印象に残りました。

アナログにはアナログの良さ、デジタルにはデジタルの良さがあります。CDOの対馬もいつも「すべてをデジタルに乗せ換える訳ではない」と口にしています。双方の良さを取り込みながら、より組合員さんのためになる仕組みが作り上げていければ、より強くてより良い組織になっていくと、改めて確信できる内容でした!!!

加藤さんありがとうございます!!