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デジタル推進部を一番語れるのって「部長」かな。仕事のこと、メンバーのこと、聞いてみました。

こんにちは!コープさっぽろのnoteをのぞいてくださり、ありがとうございます。
最近更新頻度をちょっぴり上げられて嬉しいかわぐちです。
色んな切り口で記事のテーマを考えていますが、そろそろ部長をご紹介しようかと。
なかうち部長(デジタル推進本部 システム企画部 部長)は一言でいうと「DXがちゃんと進められるよう、部署のみんなが働く場を守ってくれる人」でしょうか。
私たちの今を一番俯瞰して語れる方かなと思います。
インタビューで少しでも伝われば幸いです!

―今日はよろしくお願いします!なかうちさんは2020年10月に入協されて4年目ですよね。前職はどのようなお仕事を?

なかうち はい、よろしくお願いします。以前はアプリケーションエンジニアとして、銀行や証券会社、小売や卸の販売管理・物流のシステム導入検討や構築に携わっていました。

―そこからなぜ転職しようと思い立ったのですか?

なかうち 案件の性質上どうしても導入までの期間が長く、本当に困っている現場へサービスを届けるには、時間が経過していることがままありました。
「利用者のためになるサービスやアプリケーションを、もっと早くリリースできるような仕事がしたい」と思ったんです。

―転職先にコープさっぽろを選んだ理由は?

なかうち コープさっぽろが「DXやります」って募集をしていて、「何かおもしろい仕事ができるなら」と申し込みました。

―なるほど。入協して、最初に手がけたのはどんなお仕事でしたか?

なかうち 「この先のDXを業務ドメイン別にどう最適化するか」って‟絵”を、半年くらいかけて描くグランドデザインを担当しました。
並行して店舗自動発注システムの検討・導入にも参画し、リリースまで対応しましたね。
役員や広報部長や入協したてのエンジニアからシステム導入の協力会社の方々まで、全員で検証のための棚卸を行って、導入判断まで漕ぎ着けたのも印象深い思い出です。

―入って早々にそこまで人を集めてやりきるのがすごいです(笑)。入協して4年目、あらためてデジ推はどんな職場と言えますか?

なかうち SIerでは同業種の案件を続けて担当することがありますが、コープさっぽろではグループ全体のあらゆる事業に関わることで、案件が変わるたびに専門性や経験の幅が広がる感覚があります。
その仕事の展開の速さや広がり方が「ベンチャーのようだ」という意見もあるほどです。

―ベンチャー感、たとえばどんな時に感じますか?

なかうち 現場が垂直統合や水平統合、グループ内での関連性を見つけながら事業が生まれていくことが多々あります。
私たちは個々のシステムだけにとらわれず、コープさっぽろグループ全体のシステムを横ぐしで見ながら「それは何のためにやるのか」といった経営目線も求められます。
このシステムや業務から何がしたいのか。相手から「こういうことがしたい」という言葉を引き出すため、カウンセリング的な会話からスタートすることも多いです。

―いろんな事業立ち上げの裏に、デジタル推進部の地道な努力あり、ですね。なかうちさんはご自身で引き受ける案件もありますが、内容によってはぼくらに託すとか、カードを切っていく立場です。そんなぼくらについてはどう感じていますか?

なかうち 「結構すごいことやってるよ自分たち」って実感してほしい!
年に一度、コープさっぽろには〈理事長賞〉があります。全部署や関連会社から優れた功績を残した人を表彰する制度。私も選びますが、「各部署から1人・1グループ選出」という縛りがすごく苦しい。
ハイレベルな案件をやってる人が部内にたくさんいますから。
でも皆は、隣で作業している仲間がハイレベルだから、そこと比べて「自分はたいしたことない」と思ってしまっているかも。


コープのイベントにも積極的に参加

―たしかにレベルが高い働きぶりの方は、部内にたくさんいますよね。

なかうち まず元々コープさっぽろにいた方は、システムを通して見てきた業務知識量が膨大で、非言語化された知識がすごい。
このような職員がひとえに財産です。
そして中途採用で参画してくれたエンジニアも優秀です。得意分野がお互い上手に重なっておらず、重宝しています。
逆にあまりにも重ならな過ぎて、立場や役割を1人で抱え込ませないのが急務ですね。
そのためにも採用、育成は続けていきたいです。

―例えばどういう人に来てほしいですか?

なかうち こちら側の「こういう人が欲しい」という要望に合わせるよりも、ご自身の得意なことを教えて欲しいですね。
少しでもコープさっぽろが気になったら、一度お話ししてみませんか?と言いたいです。

―コープさっぽろは今、エンジニアにとってどんなキャリアを積める環境だと言えますか?

なかうち 1つは小売りや物流などの分野でプロジェクトマネジメントを経験していくルート。
もう1つはアプリケーションエンジニアのスキルで、実際にその業務アプリケーションの開発といった経験を積めます。
あとはコーポレートエンジニアのスキルです。システムを使い運用することに関してデザインし、組織全体を見ながら進めていく。そういった経験が積めます。

―なるほど。今お話ししていても感じますが、なかうちさんはいつもレスポンスが早いですね。また、仕事でぼくらがもめそうになるとすぐ間にも入ってくれます。その辺り、部長としてのポリシーがあるのですか?

なかうち レスポンス…たしかにslackの返事は早い。ツイ廃ならぬスラ廃(笑)。
部長として大事にしてるのは「みんなを守る」ことです。のびのびと働いてもらいたいのに、誰かから理不尽な扱いを受けることで、みんなのやる気が削がれていくのはイヤ。
だから部長として、最後の責任は常に取りたいんです。

―「守る」という一方で、立場上メンバーへ注意をすることもあるかと思います。それはどういうときですか?

なかうち そもそもあんまり注意することはないです。
プロジェクトの期限は守るようにとか、どうしてもできない時は調整するからちゃんと相談するように、とは言いますが。
でも…そうですね、システム障害を起こしたときにシステムだけ見て、その先の組合員さんや職員はどういう影響を受けているのかを理解できてない時には厳しいかな。

―確かに、なかうちさんは「本当に困っているのは利用する人たちだから、そっちの影響範囲を考えましょう」とたびたびお話されますね。

なかうち コープさっぽろで言う‟組合員ファースト”の視点です。その次が(システム障害によって)貢献機会を逃している店舗・宅配・現場の人たちだということを忘れてはいけないです。

―ぼくもその視点を忘れないようにしていきます。
最後に、なかうちさんが入協するきっかけでもあったコープさっぽろのDX。今のところ進捗はいかがでしょう?

なかうち PC1台、Google Chromeがあれば大体のことが出来る環境になってきていますね。
slackで毎日4,000人以上がアクティブでメッセージ送り合ってるのは、slackを使っている国内企業でもなかなか聞きません。
ほかにはGoogle Workspaceを皆で使い編集して、会議のときはもう資料が出来上がっているとかね。

―たしかにそのような環境ですね。DXはおもしろく進んでいると言えるのでは。

なかうち 「なかなかそこまで振り切ることができない」とは、他企業の方々から言われますね。
でも、たとえばもっとWebからいろんな登録や編集、申込みができる仕掛けをどんどん作っていくとか、対組合員さんにデジタルなことを提供するのは、まだまだこれからです。


―なるほど。内向きにも外向きにも、もっと皆でDXを進めていきたいですね。ありがとうございました!

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