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【入協3年目インタビュー】ひょっとして、三度のごはんより開発が好き…?


こんにちは!かわぐちです。
「入協3年目インタビュー」、定番にしたいと思っています。
今回は、きはらさん。
転職当初のお仕事から、揺るぎない‟開発への愛”まで語っていただきました!

インタビューのあいだ中、きはらさんは常に穏やかな口調で受け答えしてくれました。人としても学べる…。


―前職は何をされていましたか?

きはら ソフトウェアの開発会社で15年ほど、エンジニアやマネジメント業務をやっていました。
エンジニアとして、やりたいことができる位置にはいたのですが、逆に言うといわゆる‟ぬるま湯”というか、コンフォートゾーンに入ってしまった感じが、すごくしたんです。

―そのコンフォートゾーンは、きはらさんには好ましくなかったのですね

きはら そうですねぇ。組織と一緒に成長することはある程度できるかもしれませんが、自分自身が成長する機会が得られにくくなった気がしたんですよね。

―転職先にコープさっぽろを選んだきっかけは?

きはら コープさっぽろがDXを大々的に始めた頃に、「おもしろそう」と転職したSEたちを何人か知っていて、興味を持ちました。

―きはらさんは元々、社外でエンジニア系の勉強会へ積極的に参加したり、ご自身で運営なさったりもしているんですよね。そこで知り合った方々ですか?

きはら そうそう、その中の数名です。中にはコープさっぽろで当時の技術顧問をされていた方もいて、その方とカジュアル面談させていただき「興味があればおいでよ」と誘ってもらいました。
話を聞いた中で、‟事業側のエンジニア”として自分たちのシステムを作ることに興味がわいたんですよね。それまで私が受けていた仕事は他社から依頼を受けて、作って、納品して終了という流れがほとんどでしたから。

―コープさっぽろでは快適に働けていますか。

きはら そうですね。私たちエンジニアはきちんと申請すれば、エンジニア向けのあらゆるイベントに出張扱いで参加させてもらえます。そういうのも含めて満足ですね。
あと教育制度で言うと、これまで知らなかったコープさっぽろについての話を学べたり、コープさっぽろ全体で取り組んでいる改善の考え方、「IEQC」について学べたりするのも良いなと思っています。
IEQCの講義はすべての職員が取り組む‟改善の基礎”みたいな話なんですが、これはシステムをどううまくやるかにもつながってすごく良かったです。


「AWS Amplify Gen 2 Festival in Japan」に参加する木原さん


―入協してからは、どのようなお仕事をしたのですか?

きはら 店舗事業のチームに入り、主に2つの仕事に携わっていました。
1つはシステム部全体でやっているプロジェクトの一部なんですけど、古いシステムをAWSに移行する業務の店舗部分をやりました。もう1つは、デリカ部で使う新しい発注支援システムの導入です。
どういうシステムかというと、たとえば…お店でお弁当を20個作る計画を立てるとしますよね。
当然お弁当は‟原料”から作っていくので、その20個分を、お米何キロ、卵何個、と原料に分けて注文する仕組みが必要なんです。
そのシステムが元々あったんですけど、大変古かったので動作スピードも遅く、ベンダーさんに発注して作り変えようという案件でした。
そのプロジェクト開始から店舗導入まで、約2年半くらい取り掛かっていましたね。

―新しい発注支援システム導入で、最も時間・パワーがかかったのは何でしたか?

きはら お店って、運営するためにすごくたくさんの人たちが関わり、互いに協力してるんですよね。
たとえば本部でお店を管理している人たち、お店で実際にシステムを使う人たち、お店に出す商品を決める商品部の人たち、またお店のサポート部門の人たちもいます。
そのため何かお店のシステムを変えようとした時に、関連する方たちがとても多くて「こっちの人に確認した?」みたいなのが想定以上にあるんです。これは大変でした。
もう1つ、お店にはいわゆる繁忙期がありますよね。
デリカ部門だけの話ではないですが、お盆や年末は準備期間を含めて1カ月前から忙しく、その間お店で新しい取り組みを入れることが難しい。
その合間をぬって事前にテストをしたり、導入計画を立てたりと、そこの調整も非常に大変で、時間がかかるものでした。


―導入するための勉強会なども全部きはらさんが?

きはら 入口は私と、ベンダーの開発スタッフの方です。
まず店舗職員を指導する立場のSVさんたちや、商品部のバイヤーさんたちに対して、新システムの使い方を伝えました。で、そういった方たちと協力して現場へ降ろしていきましたね。


―それが、入協から約2年半かけてのお仕事だったんですね。
一段落して現在は、トドックアプリを強化するチームですよね。

きはら はい、半年前からトドックアプリ開発に携わっています。
トドックアプリは当初、宅配がメインでした。
そこに、お店でも使える会員証の機能を持たせたり、お店の検索ができるようにしたり、店舗のポイントを宅配と連携してどんどん使えるようにしたりと、そういう風にアプリを強化してきたんです。
先日はちょうど、ポイントで募金ができる機能を追加しました。


トドックアプリ「ポイント募金」画面


―これからトドックアプリでは、何をしていきたいですか?

きはら トドックアプリもリニューアルして3年経ち、その間いろんな人たちが機能を追加しています。
さらに機能は増えていくので、【開発がしやすい作り方】とか、【チームのメンバーとのやりとりの仕方】とか、【新しい機能を入れるための進め方】といった枠組み作りですね。
ルールが整えば改善のスピードが上がり、組合員さんに届けられるスピードも上がります。
新しい機能をもっと増やせて、それが組合員さんに届いて、みんなが幸せになるはずで。その‟場作り”みたいなことを今、すごくやりたいです。


―やりたい仕事の先に、そのサービスを利用する組合員さんが喜んでくれる世界が見えますね。
そんなきはらさんの、働く上での武器って何でしょうか?
感じの良さ、物腰の柔らかさ、いろいろとメンバーの業務をフォローしてくれるところ等はぜひ皆さんに知ってほしいですけど(笑)。

きはら あはは、武器…なんだろう?
「開発と名のつくものは何でもやる」、というところですかね。好きなんです、開発。
開発と言っても、得意・不得意の分野がある人が結構多いんですよ。私は、何か秀でた分野は持てていないですが、逆に何でもそれなりにできるとも思っています。



―開発もただ作るんじゃなくて、工程がありますよね。サーバーを組み立てるとか、作るとか、テストするとかいろいろ。
きはらさんもその中で苦手な工程があるはずなのに、「開発するためにはこの工程もやんなきゃダメだよね」ってなったら、やる。
他の人は「やだなー」と思ってしまうところもきはらさんは嫌がらず、自分で勉強してやっちゃうところがすごいです。

きはら あんまり勉強している意識はなくて、いろいろやりたいんです。
新しいことを知りたいし、新しい技術が出たら興味が湧くから使いたい。これはもう勉強ではなく趣味ですね(笑)。


―わりと趣味と実益が兼ねられているというか(笑)。こういう系のモノづくりは昔から好きだったんですか?

きはら 子どもの頃から何か作るのは好きでした。コンピューターも幼い頃からふれていたので、早い段階からプログラムに興味を持っていました。プライベートでも、時間があればプログラム書いてます(笑)。


―本当に、開発がお好きなんですね(笑)!
きはらさんの、あらゆることに興味を持って、臆せずチャレンジしていくところはかなりの強味です。ぼくはこれからも横で学ばせていただきます。今日はありがとうございました!

きはら こちらこそありがとうございました!



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