僕たちはLAへ遊びに行ったわけじゃない。【2023年度アメリカ研修/前編】
こんにちは! かわぐちです。 昨年アメリカ研修に連れってっていただきました。
対象はおもに大卒6年目の職員(今回はコロナ禍で行けなかった年代の人も対象)と、各事業部からの推薦者。
研修目的はいくつかありますが、一番は「競争が激しいアメリカの小売業にふれて、それを自身の業務に生かしていこう」ということです。
場所はロサンゼルスのアナハイム。空がめちゃくちゃ青い!
2023年の研修にはシステム部からしげたさん、こもりさん、かわぐちが参加しました。
若手の大卒職員、そして理事長や幹部らとともに、私たちがLAへ行って得たものとは?
インタビュー形式でnoteに形成させていただきます。
それでは、お楽しみください!
―アメリカ研修のカリキュラムは、どのような内容でしたか。
しげた 現地の小売業を8店舗くらい見てきました。あらゆる店のターゲット層や、それに伴う品揃え、価格帯の違いや特徴も調査しながら。
最終日には調査結果をまとめての成果発表も、チームごとにおこないました。
―PCから、いくらでも世界とはつながれます。それでもやはり現地に行くメリットはありましたか。
こもり 研修前に上司から言われたのは「チェーンストア発祥の地と言われるアメリカで、世界最先端のシステムを見てこい」と。
しげた 僕たちは“システムを通して”小売に関わっていく仕事です。小売業とシステム、小売業とアプリは、もはや切り離せませんから。
現地でどういうシステム、アプリが使われているのか。WEBサイトでアプリを眺めてても、わかんないことはわかんなくって。
「こういう使われ方をするからこういうデザインなんだな」って、現地に行ってわかったことがたくさんありました。
かわぐち アプリひとつとっても現地の流行りがありましたね。「こういう文化だからこのアプリが使われるんだ」といった理解も進みました。
研修には僕ら以外にも店舗、宅配、エネコープなどから参加した方がいましたが、それぞれ体感したことを自分のロールに置き換えて、活かせることがあったと思います。
こもり 多分、ほかの事業部の方々とシステム部の僕らは、同じ場所にいても興味を引かれるものが違っていて。
アプリはアメリカの住所や電話番号がないと使えないものもあるんですけど、できるだけ現地のアプリを入れて使ってみました。それで結構システマチックなものに触れられましたよね。
―システマチックなものというと、たとえば?
しげた たとえばAmazon傘下のスーパー、Whole Foodsでの“手のひら決済”。
まだ日本に上陸していないAmazon Oneというアプリで、手のひらをピッとかざせば、シャリーンってクレジット決済完了。
カバンから、あたふたと財布もスマホも出す必要がありませんでした。
現地のコーディネーターさんがやって見せてくれて「あーなんか、全然違う世界だな」って。
かわぐち 僕が印象的だったのは“カーブサイドピックアップ”っていう買い物方法です。
事前にアプリで買いたいものをオーダーしたら、スーパーの店員が客の代わりに商品をピックアップしておいてくれる。
で、客が駐車場に到着しても車を降りずに、そのまま店員から商品を受け取って帰る。
―めちゃくちゃラクですね。
こもり これは、ほとんどのスーパーでやっていました。
このサービスはコロナ禍で浸透したらしいですが、儲け云々じゃなく、これをやらないと他のスーパーに客が流れていっちゃうから、どこもやめられないって話でした。
かわぐち 日本はわりと近くにコンビニやスーパーがあるけど、向こうはそんなにお店の数が多くない。どーんと大きいスーパーが、点在している感じ。
みんな、でかい車で1~2週間に1回まとめ買いするのが主流でした。
だから行って大量の商品をすぐ受け取れるって、買う方にとってはすごくラクなんですよね。
しげた カーブサイドピックアップをするには、どのお店のアプリにもECサイトみたいな機能を備えているんだろうなってのも、興味深かったなぁ。
―カーブサイドピックアップって、日本にもいずれ来るでしょうか。
こもり うーん、日本の都市圏は、わりと徒歩圏内で買い物できるからどうでしょうね。でも気づいてないかもしれないけど、実はもうマクドナルドでやってますよね。
アプリでオーダーして、受け取り専用の駐車スペースに停まっていたら店員が持ってくる。あれのスーパー版です。
かわぐち たしかにマックでありますね!
しげた あと、おもしろかった店といえば、逆に全くデジタル化していないお店があって。港町にあるTRADER JOE'Sって、PB(プライベートブランド)商品オンリーみたいなスーパー。
ECサイトを持たないとか、カーブサイドピックアップもやらない。あくまで対面にこだわってて“リアル”に振り切っちゃって、アプリもないし、店内放送すらもかからない。
お店とお客さんとの密なコミュニケーションを大事にしているから店の人もすごくフレンドリーで明るくて、買い物体験が気持ちいい感じでした。
かわぐち TRADER JOE'Sはすごかったですね。レジの人が、必ず客と雑談してました。
その徹底ぶりがすごくて、レジが混んできたら日本でもよく2人体制でレジをするじゃないですか。
で、その店でも混んできたから2人になったなと思って見てたら、1人が雑談担当になる。笑。
1人が客としゃべって、もう1人がレジするみたいな。文化の違いをものすごく感じたワンシーンです!
―おもしろいですね。笑。ところで仕事から少し離れて、LAで楽しめたことはありましたか?現地の人とのふれあいとか。
しげた 向こうの人はとにかくフレンドリーでした。どこに行ってもすぐ「何しに来たの?観光?」って話しかけられて。
僕ら3人とも英語はダメダメでしたけど、目を見て気合いで話しました。笑。
そんなきれいな文法じゃなくても、単語レベルでも会話はできるので、「これ欲しい」とか、「いいね!」とか。
でも日本語が通じない場所にいることで、困ったらChatGPTに聞け!ってのはすごく実感できたかな。
かわぐち そうだ、Uberで初めてのライドシェアも挑戦しました。近くのアウトレットモール行こうって話になって、Uberアプリで配車オーダーして、現地のおじさんの車に乗っけてもらって。
「何の映画が好きなんだ?」ってすごく話しかけてくれたから、「スターウォーズ!」って答えたらなんか噛み合わねぇなって。
で、アウトレットモールに着いたら、でかい映画館が併設されてる。
そうか、「何の映画を観に行くんだ?」って聞いてたんだな。
おじさんに、いまスターウォーズなんてやってないよ…こいつら何言ってんだろう…と思われたんだなって。笑。
こもり そんなこともあった。笑。ライドシェアは時間帯によって単価が上がったりとか、混み合ってない時は割高でしたね。同じ道なのに今回は少し高いなぁとか。
―仕事から離れてと言っても、興味はどこまでもシステムやアプリがらみですね。研修の話は後編に続きます。成果発表とか、料理コンテストのお話とか。
かわぐち あー、笑。日々食材と向き合っている人たちに混ざって、僕たちが料理に挑戦した話ですか。お話しましょう!
つづく
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